【深い雪山も何のその】マン社、戦車のようなコンセプトバン発表 無限軌道装着

公開 : 2021.03.12 06:05

トラックやバスで知られるマン社が、無限軌道を搭載したバンを発表。スキー場などでの使用を想定しています。

ホイールのように簡単に交換できる

text:Will Trinkwon(ウィル・トリンクウォン)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

フォルクスワーゲン・グループの商用車メーカーであるマン・トラック・アンド・バス社は、車輪の代わりに戦車のような無限軌道(履帯)を搭載することで、オフロード性能を大幅に向上させたバンを発表した。

この「TGE 3.180 4×4コンビ」は、従来のタイヤでも走行できるように設計されているが、「雪の積もった斜面やぬかるんだ草原」など過酷な地形に直面した場合には、専門家の助けを借りずに、1時間以内に無限軌道を装着することができる。

マンTGE 3.180 4x4コンビ
マンTGE 3.180 4×4コンビ    マン

マン・トラック・アンド・バス社によると、この切り替えは「ホイールを交換するような感覚」で行うことができるという。ホイールハブに必要な唯一の改造は、専用のアダプタープレートの取り付けで、これをベース車両のホイールボルトに固定して車軸との接続を確立する。

トラックのコンバージョンキットのメーカーであるトラックシステム社製の無限軌道を装着すると、車両重量は約300kg増加する。

マン・トラック・アンド・バス社は、TGE 3.180がスキーリゾートに「理想的」であると述べている。例えば、ホテル~スキーリフト間の宿泊客の移動や、アクセスが困難な高山の牧草地への移動などに使用できる。

車内には運転席を含めて計8席のシートが用意されている。無限軌道を装着した状態で最高50km/hでの走行が可能で、8速ATは自動的に3速を維持(無限軌道装着時)するよう調整されている。

構造的にも、セイケル製のシャシーを約3cm高くするなど、険しい地形での走行に適した仕様となっている。雪上走行も可能だが、アスファルトへのダメージを避けるために、道路に戻る際には無限軌道を取り外す必要がある。

TGE 3.180は現時点ではコンセプトモデルだが、将来的にはこのコンバージョンキットをバンのオプションとして提供する可能性が高い。

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