4気筒ジャガーF-タイプは2015年以降

公開 : 2014.01.30 20:50  更新 : 2017.06.01 02:14

このジャガーF-タイプ・コンバーチブルは、4気筒ターボ・エンジンを積んだプロトタイプだと思われる。それは僅かに膨らんだV6やV8モデルとは異なるボンネットと、プロトタイプのエグゾースト・システムから予想される。

もちろん、4気筒エンジンに合わせて、排圧を最適化するなどエグゾーストおよびマニフォールドは再設計の必要があるだろう。

F-タイプの車両ライン・ディレクターであるイアン・ホーバンは、F-タイプには様々なパワートレインが組み合わせることが可能だと語っている。4気筒ターボ・ユニットにも大きな可能性があるとしている。

ジャガーはこれまで、XK120時代に4気筒モデルの計画があったものの、実際には4気筒のスポーツカーを製造したことがない。しかし、高いパワーとトルクを持つホットファイア・エンジンは、搭載される可能性が大いにあるのだ。

4気筒のF-タイプはV6モデルよりも軽くなる。燃費が顕著に良くなるというわけではないが、その軽いエンジン重量は、フロント・アクスルにかかる重さの軽減に繋がり、より機敏な動きになることが予想される。

しかし、この4気筒F-タイプは、2015年の後半以前に市場に出ることはなさそうだ。JLRのエンジニアリング・ディレクター、ウルフガング・ジーバートは、新しいi54工場でこの春から生産が行われるホットファイア・エンジンの最初はディーゼルであるとしているからだ。このエンジンは、新しいコンパクト・サルーンのためのもので、ヨーロッパ向けのエンジンであるという。ガソリン・エンジンはその後ということになる。

そのため、エントリー・レベルの4気筒F-タイプは、2015年9月のフランクフルト・モーターショーより前に発表されることはなさそうだ。

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