【スーパーSUVと暮らしてみた】ランボルギーニ・ウルスと10週間 楽しさと実用性 前編

公開 : 2021.06.26 09:45

路上の砂埃を吹き飛ばしながら買い物へ

プレス発表の会場にも乗って行ったし、ネットで注文した品物のピックアップにも何度か使った。実際に運転してみると、ディスカウントストアの駐車場にも、想像以上に問題なく停められる。

荷室は広く、フロアを仕切れるオーガナイザーも付いている。冷凍食品や野菜などを分けて載せられ、卵がペットボトルに押しつぶされるのを防げる。ありがたい。

ランボルギーニ・ウルス(英国仕様)
ランボルギーニウルス(英国仕様)

3週間が過ぎた頃には自信も湧いてきて、郊外のスーパーマーケットまで、筆者の好きな道を経由して試乗テストのような運転を試せるようにもなった。警察の目を盗むことなく。慣れとは恐ろしい。

ウルスで郊外の道へ出て、大きなトランスミッション・トンネルの上に配されたドライビングモードのセレクターを操作する。路上に浮く砂埃を、吹き飛ばしながら走る。

セレクターは一方向にしか押せず、6種類のプリセットを順番に選ぶ。表記はイタリア語だが、つまりは、ロード、スポーツ、サーキット、スノー、ロック&サンドと、設定を自由に組み合わせられる最後のエゴ・モードがある。

うっかり選びたいモードを逃してしまうと、もう一度6回クリックし直さなければいけない。少し面倒に感じた。一緒に暮らすと、使用上の小さなつまづきにも気付ける。

筆者が頻繁に選んだのは、ロードとスポーツの2つのモードだった。ロードは、クルマのデフォルト。一度クルマから降りると、毎回ロードが選ばれてしまう。

この続きは後編にて。

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