【丸い窓で、車中泊】軽キャンパー、インディ108 軽トラック・ベースとは思えない内装

公開 : 2021.07.09 06:25  更新 : 2021.10.11 11:31

クルーザー船のような「丸窓」が可愛い軽キャンピングカー。インディ108は、軽商用車がベースとは思えぬインテリアで、車内泊を楽しめます。

ベース車はハイゼット・トラック

text&photo:Hidenori Takakuwa (高桑秀典)

キャンピングカーの総合ディーラーとして知られる東和モータース販売は、軽キャンパーから大型の輸入キャンピングカーまでを、専門ディーラーだからこそできる万全のアフターフォロー体制にてデリバリーしている。

軽キャンパーでは、軽バンコンバージョンのクライン108アーレ(快適装備満載/エブリイ・バンがベース)と、軽キャブコンバージョンのインディ108(ハイゼット・トラックがベース)という方向性が異なる2台をラインナップ。幅広いユーザー層に提案している。

東和モータース販売の軽キャブコンバージョン「インディ108」。撮影車両は4WD/4AT仕様で、車両価格が357万6100円。オプション込みで371万5580円。ボディサイズは、全長3390×全幅1475×全高1990mm。
東和モータース販売の軽キャブコンバージョン「インディ108」。撮影車両は4WD/4AT仕様で、車両価格が357万6100円。オプション込みで371万5580円。ボディサイズは、全長3390×全幅1475×全高1990mm。    AUTOCAR JAPAN編集部

今回ご紹介するのは、ポップアップルーフを装備し、“車内で過ごす/寝る”という機能に特化した「インディ108」のほうだ。

このモデルは、豊かな自然の中に分け入るようなアウトドアライフの相棒として活躍してくれる。イメージとしては、これまでテントで寝泊まりしていたキャンプ好きにオススメしたい1台だといえ、充実装備だが、シンプルな使い方もできる本格キャンピングカーのエントリーモデルとなる。

外観上の特徴にもなっているポップアップルーフは、簡単な操作で展開することが可能。

ブラウンの家具にクリーム色の扉という組み合わせのインテリアは、「まるでカフェラテのような色合い」とされる、明るくて落ち着いた環境になっている。

軽トラの固定シートからリクライニング&スライドシートに換装済みなので、乗り心地は申し分なし。インテリアに合わせたシート生地で、見た目もいい。女性にも人気だという。

狭く感じさせない、わずかな差

室内はとくに、テーブル、シート、ボディ左側のキッチン(サイドギャレー)の配置が絶妙なので写真を見て欲しい。

動線が確保され、移動するときも無理な姿勢をしないでに済む。このレイアウトによって、軽の車内とは思えない広々と、そして明るい室内空間を実現する。

足元も狭くなく窮屈さを感じさせない対面ダイネット。天井を囲むように連なるキャビネットにも注目。
足元も狭くなく窮屈さを感じさせない対面ダイネット。天井を囲むように連なるキャビネットにも注目。    AUTOCAR JAPAN編集部

4個のカップホルダーを装備したダイネットテーブルは着脱可能。外したテーブルは、キッチン脇の専用スペースに格納することもできる。

写真は後部にダイネット用マットを設置した状態となり、4名が対面で過ごせるスペースが確保され、テーブルを囲んで寛ぐことが可能だ。

また、入り口の近くには、外部シャワーにもなるシャワーフォーセットが配置されている。これには、必要にして十分な給水・排水タンク(各13L)が標準装備となる。

リアシートとダイネットマットで形成するダイネットベッドは、1900×1130/1000mmという、ゆとりのサイズ。

ポップアップルーフ・ベッドも大人が2名就寝できる2100×1170mmというサイズで、下段のダイネットベッドも活用することで大人4名が就寝可能。

ポップアップルーフの左右には、ファスナーで開閉できるサイドスクリーンを装備している。また、クルーズ船のような丸型ウインドウには、カーテンを標準装備した。

結露の軽減・断熱性能にも一役買うアクリル2重窓には、プライバシー保護/虫よけに効果がある遮光ブラインドとネットスクリーンを装着。アウトドアにおいても快適な時間を過ごすことができるだろう。さらに、ドアに備え付けられた網戸をセットすれば、車内を爽やかな風が通り抜けるはずだ。

記事に関わった人々

  • 高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」

関連テーマ

おすすめ記事

 

ダイハツの人気画像