【60台限定のオセリ仕様】デビッド・ブラウン・ミニ・リマスタードへ試乗 126psのAシリーズ

公開 : 2021.07.22 08:25

全面的なチューニングを受ける、ミニ・リマスタードのオセリ・エディション。訴求力あるモデルの特長が、強化されたと英国編集部は評価します。

バランスに優れた特別仕様

text:Matt Prior(マット・プライヤー)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
デビッド・ブラウン・オートモーティブ社がレストモッドを手掛ける、クラシック・ミニは愛らしい。コストは安く済まないものの、施されるエンジニアリングは確かなもの。

そんなミニ・リマスタードが、カーブの連続する英国郊外の道ではなく、ロンドン中心部のナイツブリッジ向けに仕立て直された。それが、バランスに優れた特別仕様のオセリ・エディションだ。

デビッド・ブラウン・ミニ・リマスタード・オセリ・エディション(英国仕様)
デビッド・ブラウン・ミニ・リマスタード・オセリ・エディション(英国仕様)

オセリとは、1450ccのAシリーズ・エンジンのチューナーとして知られる人物の名前。特別仕様といっても、基本的にはデビッド・ブラウンが手掛ける通常のミニ・リマスタードと内容は同じ。ボディとシャシーは、歴史あるオリジナルがベースとなっている。

ボディパネルは接合部分が加工され滑らかになり、コーティング処理される。そのほか、すべてが整え直される。その後、126psのAシリーズ・エンジンが載り、チームを組むのは5速MTとリミテッドスリップ・デフだ。

60台限定のオセリ・エディションが履くのは、13インチのアルミホイール。フロントのトレッドは、リアより5mm広い。お気づきだろうか。

サスペンションは、非調整式のビルシュタイン社製のダンパーを採用し、一部のブッシュは専用品となる。デビッド・ブラウンは、ある程度しなやかな乗り心地を求めていたため、すべてではないという。

軽以下のサイズにツインSUキャブレター

車内には、背もたれが固定式となるバケットシートが2脚載せられ、後部座席の上にハーフタイプのロールケージが組まれる。ハーネスもオプションで選べる。ミニらしい運転姿勢はそのまま。ボディは小さいのに、窮屈さを感じないことに変わりはない。

全長は3050mm、全幅1470mm、全高1330mmというコンパクトさにも関わらず、フロントガラスはモダンなミニと同様に、ドライバーから離れた位置にある。ちなみに日本の軽自動車は、全長3400mm、全幅1480mm以下だから、そこへ余裕で収まる。

デビッド・ブラウン・ミニ・リマスタード・オセリ・エディション(英国仕様)
デビッド・ブラウン・ミニ・リマスタード・オセリ・エディション(英国仕様)

足もと空間は狭く、直立気味のステアリングホイールは腕を伸ばす格好で握る。初めはしっくりこないが、すぐに慣れるだろう。オリジナルのミニ同様に、ペダルの位置もオフセットしている。

ペダルはちょうど良い重み付けで、ツインSUキャブレターが載るエンジンは3000rpm以下での高負荷はあまり好みではないから、ヒール&トウで積極的に回してやるのがイイ。シフトを決めれば、6500rpmのレッドラインまできれいに吹け上がる。

フルスロットルでも、ハーフスロットルでも、アシストの付かないステアリングはクイックに反応。タイヤの状態も理解しやすい。

車重は800kgを切るほど軽いが、サスペンションはしなやかさが残り、ある程度のボディロールがある。ステアリングホイールへ伝わる感触やフィードバックは、切り込むほどリニアに増していく。

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