【空と暮らす甘い生活】フィアット500X 布製トップの「ドルチェヴィータ」仕様 英国発表

公開 : 2021.09.20 06:05

フィアット500Xに、クロスオーバー車としては珍しいソフトトップを採用した「ドルチェヴィータ」が登場。

ニッチなオープン・クロスオーバー

執筆:Jack Warrick(ジャック・ウォリック)
翻訳:Takuya Hayashi(林 汰久也)

フィアットは、500Xのソフトトップ仕様「ドルチェヴィータ」を今年、英国で発売することを明らかにした。価格は2万3975ポンド(約360万円)から。

500Xドルチェヴィータには、小型の500カブリオレと同様のロールバック式ファブリックルーフが装備されており、最大100km/hまでの速度なら15秒で開くことができる。ボディカラーは10色、ルーフはブラック、レッド、グレーの3色から選ぶことができる。

フィアット500Xドルチェヴィータ
フィアット500Xドルチェヴィータ    フィアット

フィアットは、このモデルが「オープンエアのドライビングと日常的な多用途性や実用性を組み合わせた選択肢」になると述べている。

現在、主流メーカーでソフトトップのクロスオーバー車を提供しているのはフォルクスワーゲンだけで、Tロック・カブリオレがあるが、このクルマはルーフの中央部分だけでなく、ルーフ全体を下げることができる。

ドルチェヴィータは「甘い生活」の意

英国へ導入されるドルチェヴィータには3つの仕様が用意されている。エントリーモデルの「コネクト」は、7.0inインフォテインメント・ディスプレイ、DABラジオ、アップル・カープレイおよびアンドロイド・オートを搭載。ブラックシート、レザーステアリングホイール、ブラックアウトされたウィンドウ、フォグライト、17インチアルミホイールが標準装備されている。

中間モデルの「クロス」では、カモフラージュデザインのシート、19インチアルミホイール、オート・エアコン、パーキングセンサーが追加される。

フィアット500Xドルチェヴィータ
フィアット500Xドルチェヴィータ    フィアット

最上級モデルの「スポーツ」では、19インチアルミホイール、サイドスカート、リアスポイラーなど、ブラックを基調としたエクステリアデザインを採用。ブラックのファブリック製スポーツシートにはレッドステッチと「500」のロゴが施され、ダッシュボードにはマットチタンが使用されている。

エンジンは、122ps(MT)と152ps(デュアルクラッチ)の2種類の1.0Lガソリンが用意される。

500Xドルチェヴィータは、現在英国で受注を開始しており、年内に納車開始予定だ。

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