じっくり見る「トヨタbZ4X」 新型EVのプロトタイプを撮影 スバル・ソルテラと兄弟車 

公開 : 2021.11.11 17:48

「トヨタbZ4X」の実車を撮影。本日公開されたスバル・ソルテラと、車体構造を共有するEVです。ダイヤル式シフトなど、トヨタ初採用のディテールをご覧ください。

プラットフォーム、2社の共同開発

トヨタスバルによる新型EV(バッテリーEV:BEV)の動きが活発化している。

トヨタは、10月29日に「bZ4X」の詳細を発表。スバルは、11月11日に「ソルテラ」の世界初公開をオンラインで行った。

トヨタbZ4Xプロトタイプ
トヨタbZ4Xプロトタイプ    トヨタ

両モデルのすべての基礎となるBEV専用プラットフォームは、2社が共同開発を行ったもの。

EVの要件を盛り込んで低重心・高剛性化した車体構造に、滑らかな走りとSUVとしての走破性を追求したという。

BEV専用のプラットフォームとしたことで、室内空間は広く、前後のシート間距離は1mが確保され、ミドルクラスのセダン並みに。

レッグルームは、前後シートともに中型SUVトップレベルとされている。

写真は、報道向けに公開されたbZ4Xのプロトタイプを撮影したものだ。

bZ4X(右ハンドル仕様) 内装は?

撮影車両は右ハンドル仕様で、低い位置に配置されたインストゥルメントパネルにより解放感がある。

メーターはステアリングホイールの上側を通して見るトップマウント式で、トヨタでは初採用。

トヨタbZ4Xプロトタイプの前席内装
トヨタbZ4Xプロトタイプの前席内装    前田恵介

またシフト操作は、これもトヨタ初となるダイヤル式となった。

「bZ4X」「ソルテラ」ともに、AWD車とFWD車が用意されることが分かっており、前者は前・後モーターの独立制御による高い回頭性/操縦安定性の実現が、モーター駆動を活かしたトピック。

AWD車には、スバルの四輪駆動技術である「Xモード」が採用されるので、トヨタ初の「Xモード」搭載車ということになる。また、Xモードの新機能として新開発した「グリップコントロール」を装備した。

充電/航続可能距離について

充電については、世界各地域の高出力充電にも対応し、DC急速充電では150kWに対応。30分で充電量80%までチャージできる。

デザイン面では、bZ4Xは、一般的なクルマのラジエータに代表されるセンターを強調するテーマと異なり、空力を織り込んだコーナー部の造形と、上下に薄いバンパーによって、BEVの独自性を表現。

トヨタbZ4Xプロトタイプの後席内装
トヨタbZ4Xプロトタイプの後席内装    前田恵介

また、フードからヘッドランプ上部へと連続する、ハンマーヘッド形状が独特だ。

なおスバル・ソルテラは、六角形のグリルにより異なる顔つきになっている。

bZ4Xの一充電走行距離は、FWD車が500km前後、AWD車が460km前後(トヨタ測定値)。

トヨタは、「beyond Zero(ゼロを超えた価値)」を目指すbZシリーズは、専用プラットフォームのBEVシリーズとして展開することをすでに発表している。

bZ4Xは、そのシリーズの第1弾として、2022年年央より世界各地で発売される形だ。

とくに中国、米国、欧州、日本など、BEVの需要や再生可能エネルギーによる電力供給が多い地域で受け入れられることを目指しており、2025年までに、bZシリーズで7車種を導入する予定だという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。
  • 撮影

    前田惠介

    Keisuke Maeda

    1962年生まれ。はじめて買ったクルマは、ジムニーSJ30F。自動車メーカーのカタログを撮影する会社に5年間勤務。スタジオ撮影のノウハウを会得後独立。自動車関連の撮影のほか、現在、湘南で地元密着型の写真館を営業中。今の愛車はスズキ・ジムニー(JB23)

関連テーマ

人気テーマ

おすすめ記事

 

トヨタの人気画像