プジョー 3008と5008にハイブリッドモデル導入 全車種の電動オプション完成

公開 : 2022.10.06 18:05

プジョーのクロスオーバー、3008と5008に来年ハイブリッド仕様が導入されます。これにより全モデルに電動パワートレインが用意されることになり、2030年の完全EV化に向けた布石となります。

5008にもハイブリッド初導入

プジョーは来年、欧州向けの3008と5008に新しいハイブリッド仕様を導入すると発表した。これにより、プジョーの全ラインナップに電動パワートレインが揃うことになる。

両モデルには、最高出力136psのガソリンエンジン、新しい電動デュアルクラッチ・トランスミッション、48Vバッテリーが搭載される。プジョーによると、燃費を従来より15%改善しつつ、トルクを向上させることができるという。ただし、電気のみでの走行可能距離は1km以下に制限される。

プジョー3008と5008に来年ハイブリッドが導入される。
プジョー3008と5008に来年ハイブリッドが導入される。    プジョー

プジョー最大のモデルである5008は、これまで電動パワートレインが設定されていなかった。3008を含む他のすべてのモデルには、すでにハイブリッド、プラグインハイブリッド、またはEV仕様が用意されている。

5008ハイブリッドの導入により、2023年前半までに全モデルに電動パワートレインを搭載するというかねてよりの目標が達成されることになる。また、プジョーは2030年以降はEVのみを販売する計画で、ハイブリッドモデルはその足がかりとなるものである。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ。テレビゲームで自動車の運転を覚えた名古屋人。ひょんなことから脱サラし、自動車メディアで翻訳記事を書くことに。無鉄砲にも令和5年から【自動車ライター】を名乗る。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴとトマトとイクラが大好物。

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