JR北海道 H100形気動車 検査期限切れのまま運行 国土交通省届出検査の周期を超過し550km走行

公開 : 2023.02.25 18:20  更新 : 2023.02.25 18:27

JR北海道は、H100形電気式気動車1両について、検査周期を超えたまま運行していたと発表しました。

検査周期超過で走行

JR北海道釧路支社は、H100形電気式気動車1両について、検査周期を超えたまま運行していたと発表した。

2023年2月22日、12時26分帯広発釧路行きの普通列車の運用を終えた釧路運輸車両所所属のH100-55号電気式気動車で判明したもの。

JR北海道のH100形気動車
JR北海道のH100形気動車    シャッターストック

同車両は、JR北海道の定める仕業検査を144時間以内の周期でおこなうべきところ、71時間19分超過した状態で運用されていたという。超過距離は総計547.2kmと公表された。

仕業検査とは、車両の使用状態に応じ、水、油、制輪子などの消耗品の補充取替ならびに台車、エンジン、ブレーキ装置の状態、作用について外部からおこなう検査。144時間以内の周期で施行するとしており、国土交通省に届出をおこなっている。

JR北海道は、作業を指示する担当者が指示を失念したことが原因と公表。JR北海道では仕業検査の適切な実施の確認を徹底し、調査を踏まえ必要な対策を講じていくとしている。

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    AUTOCAR JAPAN

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