メルセデス AMG C63が遂に公開

公開 : 2014.09.24 22:50  更新 : 2021.01.30 21:38

メルセデス・ベンツのスーパー・サルーンである新しいC63 AMGが初めて公開された。正式名称はこれまでのメルセデス・ベンツC63 AMGに代わってメルセデス AMG C63となるこのモデルのデリバリーは来年2月からで、サルーンがまず発売される。そして、その2ヶ月後の4月からはエステート・モデルもラインナップに加わる予定だ。更にクーペとカブリオレも来年中には発売が予定されている。

C63 AMGの最大のトピックは、これまでの6.2ℓノーマル・アスピレーション・ユニットに代えて4.0ℓのツイン・ターボV8ユニットが搭載されたことだ。この4.0ℓユニットは、AMG GTに搭載されるものと基本的には同じだが、GT用がドライサンプであるのに対し、C63用は通常のウェットサンプのため、形式名もM178ではなくM177とネーミングされる。

2226ccも前モデルよりも排気量は小さくなったが、パワー、トルクは増大している。M177ユニットは、476ps/5500rpm、66.2kg-m/1750-6250rpmというスペックで、これは旧C63 AMGに対して18ps、5.1kg-mほど大きい。更に、ターボチャージャーのブースト圧を上げたエンジンがC63 Sという新設されたモデルに搭載される。これは、510ps/5500rpm、71.3kg-m/1750-6250rpmのというパワー、トルクを発揮するもので、旧いC63エディション507以上の出力を誇る。

比較すると、サルーンのライバルとなるBMW M3は430ps、56.0kg-m、エステートのライバルとなるアウディRS4アバントは450ps、43.8kg-mである。

ボディ・ウエイトは15kgほど軽くなりサルーンは1640kgという重さだ。C63では1トンあたり290ps、C63 Sでは310psだ。

トランスミッションはAMG製の7速スピードシフトMCTオートマティックとなる。アルミニウム製のシフト・パドルを持ち、AMGダイナミック・セレクト・プレグラムによって、C、S、S+、R、そしてマニュアルの5つのドライバー・モードが当たらえる。

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