シトロエン EV「e-C4」「e-C4 X」航続距離延長 新開発パワートレイン導入

公開 : 2023.05.12 06:45

シトロエンは、EVのe-C4およびe-C4 Xに新開発のパワートレインを導入すると発表しました。やや大型のバッテリーと高効率モーターを採用し、航続距離と出力の向上を実現したとしています。

新バッテリーと高効率モーター採用

シトロエンは、EVのe-C4およびe-C4 Xに新しいパワートレインを導入し、出力向上と航続距離の延長を実現すると発表した。7月に生産開始予定だ。

バッテリーは従来の50kWhと異なる54kWhのパックを採用し、モーターもより効率性の高いユニットを搭載する。出力は20psアップし、最高出力155psと最大トルク26.4kg-mを発生する。

シトロエンe-C4 X
シトロエンe-C4 X

従来の50kWhと新しい54kWhのパワートレインは、欧州では併売される予定だ。

新しいパワートレインはWLTPサイクルで最大418kmの航続距離を実現する。充電時間は50kWh車と同じで、100kWの急速充電に対応する。

親会社のステランティスは、今回の追加により、シトロエンが欧州Cセグメントの2車種のEVで2種類のパワートレインを展開する唯一の「ジェネラリスト」なブランドになったとしている。

シトロエンは航続距離を最大化するため、e-C4およびe-C4 Xに低転がり抵抗の18インチタイヤ、周囲の環境を考慮して車内システムを調整するヒートポンプ、空力的に最適化したボディを採用している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジョナサン・ブライス

    Jonathan Bryce

    英国編集部。英グラスゴー大学を卒業後、モータージャーナリストを志しロンドンに移住。2022年からAUTOCARでニュース記事を担当する傍ら、SEO対策やSNSなど幅広い経験を積んでいる。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ。テレビゲームで自動車の運転を覚えた名古屋人。ひょんなことから脱サラし、自動車メディアで翻訳記事を書くことに。無鉄砲にも令和5年から【自動車ライター】を名乗る。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴとトマトとイクラが大好物。

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