インフィニティQ80インスピレーション

公開 : 2014.10.02 22:05  更新 : 2021.06.24 12:33

インフィニティは3年から5年の間にQ80ラグジュアリーカー・コンセプトを製品化すると発表した。さらにミニのライバルになり得るQ20もモデル・レンジに加えるのだという。トップいわく、メルセデスとの技術協力も更に推し進めていく方針なのだそうだ。

パリ・モーターショー ’イヴ’ にルノー日産アライアンスのボス、カルロス・ゴーン氏は ”インフィニティの市場拡大を明確に目論んでいます” とAUTOCARに語ってくれた。

インフィニティ・ヨーロッパのトップであるフランソワ・グーピル・ビュイ氏も ”大型サルーン・セグメントに属するハイエンド・モデルであるQ80の製品化は最優先事項だ” と明言した。”コンセプトの段階から実際に路上で走ることを細かくイメージしています。現段階ではコンセプトの90%の要素が市販車にも用いられる予定です” とも。

ヨーロッパのデザイン部門のディレクターであるサイモン・コックス氏は ”Q80を製品化すると名言しましたが、Q80以外は用意していないとは、言っていません” とも言う。他の大型サルーンやレンジローバーのライバルになり得るQX80のデビューの可能性も示唆する内容だ。

ルノー・日産アライアンスのグローバル・ディレクター、ジャック・ベルドンク氏は、Q80を含む他の大型モデルのためにメルセデス・ベンツの後輪駆動車用プラットフォームを共有することも明かした。”メルセデス・ベンツのプラットフォームは経済の分野から考えてもわれわれに多大な利益をもたらすでしょう。ただしわれわれはインフィニティ流の味付けをしていくつもりです” とも言う。

2015年の中頃に販売されるアウディA3のライバルになるQ30の方が先に正式発表される予定ではあるが、グローバル・デザイン・ディレクターの中村史郎氏は、ミニやアウディA1のライバルになり得るQ20の存在も仄めかしている。

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