考えまくる3日間 「雲雀丘学園サマー合宿」 ブリヂストン協力

公開 : 2023.08.05 18:05

自分で考えたレシピのタイヤをテスト

サステナブル素材を活用したラジコンカーのタイヤ製作のグループは、前日に自分が考えるタイヤを想定してレシピをつくり配合したタイヤ素材のテスト工程。

ちなみにテーマは10年後に自分が乗っているクルマにつけるサステナブルなタイヤを考える、でさらに一番重要な性能、サステナビリティで重要だと思う事、総合的にどんなタイヤがサステナブルか、という設問に対し学生達は、長く使える、再利用できる、安全性、タイヤの抵抗を無駄にせず電力などに変換、など様々な条件をスペックシートに書き込みから自分が考えるタイヤを設計したようだ。

生徒製作ラジコンカー。
生徒製作ラジコンカー。    ブリヂストン

テスト内容は実際に考えたレシピからそれぞれの学生用に製作されたタイヤ(素材)の跳ね返り試験、引っ張り試験、実際のラジコンを操作してのインプレッション。

跳ね返りや引っ張りの試験ではレシピによる数値的な性能(差)を数値で確認。インプレッションでは京商のミニッツレーサーが使用されたが、運転に馴れた学生は1/27スケールでもレシピによるタイヤの性能の違いを感じることができたという。

学生達は、実際のタイヤさながらのタイヤ設計(の一部)を通して、サステナブルなタイヤに対するそれぞれの考えが見えてきたのではないだろうか。

3日目はラジコンのレースや、全体発表会、雲雀丘学園教頭先生、ブリヂストン(Gサステナビリティ統括部門長、サステナブル・先端材料統括部門長の総評などがおこなわれ、学生達の3日間のサマー合宿が終了。

この3日間の体験が将来、タイヤだけでなく様々なサステナビリティの分野で活かされていくことになるのだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    近藤浩之

    Hiroyuki Kondo

    某自動車雑誌を経てフリーに。2013年に(株)スカイピクチャー設立(とはいっても1人で活動)。仕事は写真/動画の撮影編集、たまに作文。対象はクルマを始め、建築/フード/人物など幅広いが、要は何でも屋の便利屋。苦手なことは、自分のプロフィールを自分で書くこと(要はこの文章)

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