特別企画

2016.12.02

ロータス・エキシージ・スポーツ350 ーー AUTOCAR編集部が選ぶ2016年の50台

ロータス・エキシージの中でも最もハードコアなモデルがスポーツ350だ。そのネーミングからもわかる通り350psを発揮するV6スーパーチャージャーの3456ccユニットをミドシップに搭載するモデルである。

ロータスの、そしてエキシージの最大のセールス・ポイントは、そのライトウエイト級のボディだ。スポーツ350は、エンジンにV6スーパーチャージャー・ユニットを搭載するため、初代、あるいは2代目のエキシージよりは重くなってはいるものの、それでも1125kgというボディがもたらすのは、エキシージの最大の武器であるクイックでリニアなステアリング・レスポンスにある。今の時代、貴重な存在となったノン・パワー・アシストのステアリングは、確かに重いものの(またそれが愉しい)、グリップの微細な変動から路面の小さなうねりまで、ありとあらゆるインフォメーションが小さなステアリング・ホイールを介して、これでもかというほど伝わってくる。これが、電子デバイスで固められたライバルとの決定的な違いだ。

サーキット向きとも言えるシャシーは、その小さな車体をドライバーの意のままにコントロールできるようにセッティングがされ、コーナーでも自然にナチュラルにエイペックスを狙えるもの。軽い、ということはすべてに於いてプラスで、4輪に装備されたAPレーシング製4ポット・ドリルド・ベンチレーテッド・ディスクは、充分な制動力をもたらしてくれると同時にコントロール性も高い。また、肝心のパワーも、1125kgのボディに対して350psというのは充分すぎるほどと直ぐに理解できるはずだ。スーパーチャージャーゆえのタイムラグを全く感じさせないパワー・デリバリーも魅力のひとつである。

最大のライバルと目されるポルシェ・ケイマンGTSでさえ、エキシージ・スポーツ350ほどのの軽快感を味わうことは不可能だ。ファウンダーであるコーリン・チャプマンの思想は、時が流れ経営者が変わったとしても脈々と受け継がれていることを理解させてくれる、今となっては貴重な存在とも言える1台だ。

AUTOCAR編集部が2016年の50台に選んだワケ

今年の50台に選んだ理由はきわめてシンプルだ。軽量でパワフルで、プリミティブなスポーツカーという存在は、このエキシージ・スポーツ350をおいて他にないからである。走ることを純粋に愉しむには恰好のモデルだ。


▶ 海外初試乗 / ロータス・エキシージ・スポーツ350


ロータス・エキシージ・スポーツ350

●価格:9,720,000円 ●最高速度:274km/h ●0-100km/h加速:3.9秒 ●ボディ・サイズ:4080×1800×1130mm ●車両重量:1125kg ●エンジン:V型6気筒3456ccスーパーチャージャー ●最高出力:350ps/7000rpm ●最大トルク:40.8kg-m/4500rpm ●ギアボックス:6速マニュアル ●タイヤ:205/45ZR17 + 265/35ZR18

エルシーアイ http://www.lotus-cars.jp/