特別企画

2016.12.02

ベントレー・コンチネンタルGT V8 S ーー AUTOCAR編集部が選ぶ2016年の50台

フライングBのモデルラインナップにおいて、末尾の「S」が意味するのはスポーツ性能の向上とスポーティなルックスである。これをコンチネンタルGTにあてはめると、「S」モデルとして2013年に加わったのがV8 Sとなる。そしてわれわれは、活きのいいこの飛ばし屋を今年の50台に選んだ。

コンチネンタルGT V8の507ps、67.3kg-mに対して、V8 Sのスペックは528ps、69.3kg-mまで高められ、0-100km/h加速は0.3秒マイナスの4.5秒に短縮されている。

パワーの向上だけでなく、サスペンションは10mmローダウンしたスポーツタイプに変更。スプリングレートはフロントを45%、リアを33%引き締め、ブッシュやアンチロールバーの剛性も高めた。ESCは、ホイールスピンの制御時にトルクが早く復帰するセッティングを適用し、ダンピング・コントロールは「S」の特性を生かすシャープなハンドリングに仕立てている。V8 Sは、確かにドライビングのためのモデルなのだ。

しかし、この気品のある2ドア・クーペは、そうしたパフォーマンスアップとは裏腹に、われわれがベントレーに求める格式を失っていない。フライングBのエンブレムが刺繍されたシートに身を預けクルージングに出ると、ひとつひとつの所作は変わらぬ品位を保っている。

V8エンジンが収まるフロントの身のこなしは、W12エンジン搭載モデルに比べて明らかに身軽で、スロットルの踏み込みに応じて「S」のキャラクターが露わになるのも好ましい。ブラックに輝くグリルと独特なフロントバンパーを持つ新顔は、実にスマートな飛ばし屋なのだ。

AUTOCAR編集部が2016年の50台に選んだワケ

富裕層のそのまた上には最富裕層という本当のお金持ちがいる。そうした名家は、クルマにしても1番高いものを求めずに、わざわざ2番目のモデルを選ぶのが富貴な生まれを示す証しと聞く。ベントレーの中からコンチネンタルGT V8を選び出し、その上で「S」モデルにサインするとしたら、それはわれわれの知らない新しいベントレーオーナーの姿に思えて仕方がない。

 

▶ 海外初試乗 / ベントレー・コンチネンタルGT V8 S
▶ 海外初試乗 / ベントレー・フライングスパーV8 S


ベントレー・コンチネンタルGT V8 S

●価格:23,100,000円 ●最高速度:309km/h ●0-100km/h加速:4.5秒 ●燃費:9.5km/ℓ(欧州複合) ●CO2排出量:246g/km ●ボディ・サイズ:4820×1945×1400mm ●車両重量:2380kg ●エンジン:V型8気筒3992ccツインターボ ●最高出力:528ps/6000rpm ●最大トルク:69.3kg-m/1700rpm ●ギアボックス:8速オートマティック ●タイヤ:275/40 ZR20

ベントレーモーターズジャパン http://www.bentleyjapan.jp/

 

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