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2017.07.05

「彩速ナビ」最新型は、ココまで違う ハイレゾ? ドラレコ? 全て教えます

大手10社がひしめく自動車メーカーさながらに、市販カーナビを製造販売する日本の電機・音響メーカー各社は国内アフターマーケットという限られたパイを巡って熾烈な争奪戦を続けている。その過程で各社がそれぞれの強みを研ぎ澄ませ、結果的にキャラの立った製品が増えているのは、ユーザーにとっては喜ばしい限りだ。今回ご紹介するケンウッド「彩速(さいそく)ナビ」の最上級モデルである「MDV-Z904W」もそのひとつ。

text:Takeshi Naito(内藤毅) photo:Hidenori Hanamura(花村英典) [PR企画]

彩速ナビ最上級モデル「MDV-Z904W」 ハイレゾを評価

「彩速」の名が表すとおり、このシリーズは操作レスポンスの突出した俊敏さと映像の鮮やかさが歴代モデル共通のアピールポイントとなってきたが、2015年春には業界初となるハイレゾ音源対応モデルを追加。そのハイレゾ対応の本気ぶりでオーディオ感度の高いユーザー層からの注目度を高め、以来ケンウッドのナビは「操作レスポンス」と「ハイレゾ」の二枚看板を掲げて現在に至っている。そこで本記事では「MDV-Z904W」の数ある機能の中から、オーディオの音質とナビの使い心地に的を絞ってレポートしていこうと思う。

そもそも「ハイレゾ」とは何なのか?

「ハイレゾ」(ハイレゾリューション・オーディオ)とは、いわゆる“CDクオリティ”を上回る情報量を持つ高音質オーディオフォーマットの総称で、主なファイルフォーマットとしてデータ非圧縮のWAVとDSD、可逆(ロスレス)圧縮のFLACが普及している。ハイレゾ音源は、かつてはSACDやDVD-Audioなど愛好家向けのパッケージメディアでしか手に入らなかったため、高価なうえタイトル数も限られていたが、現在ではウェブサイトでのダウンロード販売が主流となり、パソコンとインターネット環境があれば世界中のサイトから気軽に入手できるようになった。

ハイレゾ、クルマで聴くには? DSDフォーマットにも対応


アナログメーターモードはオーディオマニアには嬉しい機能。USB端子が3系統備わるので、再生メディアがUSBメモリーでも不便にならない。

 
ダウンロードしたハイレゾ音源をクルマの中で聴くにはいくつかの方法があるが、もっともポピュラーなのはUSBメモリーまたはSDカードにパソコン内の音源データを入れて持ち込む方法だろう。もちろん「MDV-Z904W」はこのいずれにも対応している。カードを頻繁に差し替えて聴くなら前面にスロットのあるSDが、大容量のものを挿しっぱなしにしてジュークボックス的に使うなら背面ケーブル経由で目立たない場所にセットできるUSBメモリーが便利だ。本機のUSB端子は計3系統あり、USBストレージからのオーディオ再生とスマートフォン充電などを同時に行うことが可能。


取材したデモカーは、ドアに170mmのウーファーを設置。ドアを開くとグラスファイバーの振動板が輝いて見えるイルミネーションが仕掛けられていた。

 
ただし、スマートフォンや携帯音楽プレーヤーをUSB接続して端末内のハイレゾ音源を本来の品位で聴くことはできないようになっている。記事の趣旨から外れるので詳しい説明は省くが、このあたりの事情は、最近ようやく出始めたハイレゾ対応の純正プレミアムオーディオ(BMW7シリーズのB&WやレクサスLCのマークレビンソンなど)を含め、他のシステムも基本的に同様である。ファイルフォーマットはWAV(最大192kHz/24bit)とFLAC(同)に加えて、本機からは新たにDSD(最大11.2MHz)にも対応している。これは現在国内で手に入るAVナビの中で最高ランクのスペックであり、ダウンロードサイトなどで購入可能なハイレゾ音源の大半をカバーできることになる。

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