特別企画

2018.05.20

スクープ フォード・フォーカスRSに重大な持病 対応に不満の声も

無償での点検修理を決定

あるフォード専門店が、匿名を条件に語ってくれた。

「まちがったガスケットを取りつけてしまうと冷却水が正常に循環しなくなり、オーバーヒートを起こしてヘッドが変形してしまうおそれがあります。また冷却水路の密閉が保たれなくなり、2番と3番のシリンダー内に水が漏れることもあります」

ということは冷却水がシリンダー内で燃えるわけで、まず減りが異常に速くなるという症状がでる。もうひとつわかりやすいのは、冷間時にマフラーから白煙が出る症状だ。しかし、エンジンが温まるとヘッドとブロックが膨張して漏れは止まってしまうから、問題はややこしくなる。

「暖機がすんでしまうと、まったく問題なくなるんです」と語るのは、RSオーナーのマーク・ブリッグス。「自分のRSをシャシーダイナモにかけましたが、パワーとトルクの曲線はスペックどおりでした。温まってしまえばちゃんと走るんです」

彼は所有するフォーカスRSについて自身のYouTubeチャンネル(MarkCup70)でたびたび紹介しているが、1万2800km走行したあたりから症状がでてきたそうだ。この問題をもっとも早いうちから指摘したためか、ガスケットだけではなくエンジンそのものを交換してもらえたのは幸運だったともいう。

「フォードも当時はまだ公式にどういう対応をするか決めていなかったから、手っとり早くエンジン交換で片づけたんでしょうね」というのが彼の弁だ。

その後フォードが決めた現場対応はこのとおりだ。「(ドイツ・ザールルイ工場で生産が始まった)2015年8月から2017年7月のあいだに生産されたRSの、シリンダーヘッドガスケットの不具合による冷却水消費過多/排気中の白煙の問題について、保証の有無や走行距離を問わず無料で点検修理を手配します」

 

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