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2018.07.25

ジャガーXEとEペイス 無給油1000km走行チャレンジ! インジニウム・ディーゼル、記録は?

自動車ライター 大音安弘

XEで24.17km/ℓ、Eペイスで18.96km/ℓというJC08モードを大きく上回る実燃費を達成した1000kmを超える今回の燃費テストは、本当に厳しいものだった……と自らの手柄にしたいところだが、これは嘘偽りなく、わたしを含めドライバー全員が、淡々と高速道路を法定速度で巡行した結果なのだ。

確かに気を付けた点はある。ただそれは不要な燃費消費がないように、急加速を控え、丁寧なアクセル操作を行ったくらい。もちろん、高速の流れに遅れることもなく、エアコンだって快適な温度設定で使用していた。

つまり、実にシンプルなエコドライブであり、誰もが実現可能なものなのだ。

この低燃費を支えるのは、新世代ジャガーが採用する優れたクリーンディーゼル技術だ。わたし自身、以前に名古屋から東京まで同じクリーンディーゼルエンジンを積むジャガーXFで走行したことがあるが、特にエコドライブを意識した訳でもないのに、20km/ℓに迫る燃費に驚いた経験がある。

それだけこのパワートレインの基本性能は高いのだ。

無論、燃費が良いだけでなく、プレミアムカーに相応しい静粛性も備えている。またジャガーでは、ガソリン車とクリーンディーゼル車の価格差小さいところも特筆すべきところで、性能と燃費効率を考えると、実にお得な設定なのだ。このため、クリーンディーゼルに興味のあるひとには、ジャガーにもっと注目して欲しいと思う。

最後に、XEに及ばなかったジャガー新戦力であるEペイスについても触れたい。正直、XEの方が低燃費を出すのは楽だった。そこには、プラットフォームの違いだけでなく、セダンとSUVという本質の差もある。

例えば、テスト車のXEと比べて260kgも重く、空力面でも不利だ。さらに最も若々しいキャラクターを強調する俊敏な走りを意識したセッティングなども時として燃費については不利に働くだろう。

そのあたりを考量すれば、この結果は、十分に優秀といえる。市街地や高速などのオンロードに限らず、ラフな道も走れるオールマイティさ。そして、イマドキのスペシャルティカーとしてのキャラクターとスポーティな走りなど魅力もたくさん備えており、総合力の高さは、Eペイスにアドバンテージがあるといえるだろう。

 

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