特別企画

2018.08.17

《電気電子機器部長編》 コンチネンタルGTの「レシピ」 ベントレー主要部門のリーダー語る、開発背景

可能な限り最高の品質で

「われわれはベントレーのダッシュボードにiPadのようなものを取り付けたくなかったのです。あのクルマのようなね。だから隠さなければなりませんでした」

「検討を重ねた結果、ダッシュボードから回転してディスプレイが現れるというこのアイデアを思いつきました。そうすると、開閉動作も緻密で堂々としたものにしたかったので、当然ながら時間がかかります」

「でも、米国では選択してから隠れたディスプレイが使えるようになるまでの時間に制限があるのです。そこで最終的には2種類のスピードを設けました。標準とせっかちなひと向けのクイックの2種類です」

「その上、中に入っているディスプレイは熱を出すため、冷却ファンが必要になります。このファンはアリゾナ砂漠でも北極圏でも正常動作しなくてはなりません、もちろん」

ホイッタカーの電気専門家集団がインテリアデザイナーや製造の専門家と協力して、どのような「サプライズ」の仕掛けを盛り込むか慎重に考えて決めなくてはならないのは、こうした困難さが理由である。

「本当に差別化となるものは何なのか、確信が持てるまで慎重に検討しなければなりません」と彼は言う。「そして、可能な限り最高の品質でそれを実現しなければならないのです」

ホイッタカーの審美眼はオーディオの選択や搭載方法にまで及ぶ。新型コンチネンタルでは標準のベントレー・サウンドシステム(これ自体、他のクルマのオーディオより格段に良いものだが)と2種類のオプションを選択することができる。バング&オルフセンの「ライフスタイル」システムと、ベントレーお馴染みの超高級メーカー「ナイム・オーディオ」のシステムである。

「ふたつのブランドのシステムを導入するにあたっては長い議論がありました」と彼は説明する。「しかし、B&Oの音は独特の素晴らしさを持っているので、ナイムのシステムと比べても全く遜色ないオプションになると思いました。お気に召していただけると信じています」

 

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