特別企画

2018.08.30

プロトタイプに試乗 ベントレー新型コンチネンタルGT 偽装の下に見えた希望

第1回:ベントレー・コンチネンタルGT 400kmの旅で探るスポーティとラグジュアリー
第2回:ベントレー、手仕事の驚異 ファクトリーで目の当たりにした「特別」への探求
第3回:2台の「コンチネンタル」に試乗 大きく異なるキャラ、ベントレーの歴史を語る
第4回:ベントレー、意匠のインスピレーションどこから? デザイナー語る過去と未来
第5回:コンチネンタルGTの「レシピ」 ベントレー主要部門のリーダー語る、開発背景
   ― シャシー開発部長編
   ― W12エンジン設計部長編
   ― 電気電子機器部長編
第6回:プロトタイプに試乗 ベントレー新型コンチネンタルGT 偽装の下に見えた希望

 

新型コンチネンタルGTのプロトタイプは、完成までに数十万マイルに及ぶテスト走行を行っている。ジョン・シミスターがスペインで開発チームに合流した。

AUTOCAR JAPAN sponsored by ベントレー・モーターズ・ジャパン
text:John Simister(ジョン・シミスター)
photo:Mark Fagelson(マーク・ファジェルソン)

もくじ

コンチネンタルGT、試作テストに同行
バケットシートとロールケージを装着
黒いカムフラージュの下にあるもの
いくつかの高速コーナーで見えたこと
製品版の公開までに何を見据える?
番外編 技術にみる新型コンチネンタルGTの進化

コンチネンタルGT、試作テストに同行

2016年11月20日、北スペイン、ペラモーラ。新型コンチネンタルGT発売前10カ月。ベントレー・コンチネンタルGTプロトタイプ2台。キャスト:ロルフ・フレッチ(開発担当役員)、キャメロン・パターソン(技術開発統括)、ファジェルソン(特派員カメラマン)。

目的:プロトタイプを前にして第3世代コンチネンタルGTの開発秘話を見つけること。発売を控えて今まで何が行われ、さらに何が行われるのかを調査すること。

GTのワールドプレミアまであと10カ月。この2台のプロトタイプは、今までの25台のプロトタイプの2台をカムフラージュしたものだ。その姿は新型コンチネンタルの遺伝子に関する多くのことを物語っている。

「ポルシェ・パナメーラがまだプロトタイプだったころ、25台を購入したのです」とパターソンは言う。

「それを短くして4ドアから2ドアにしました。EDAGというドイツの会社に最初のリファレンスモデルを2台製作してもらいました。それにW12エンジンとベントレーのランニングギアを取り付けたのです。次に製作したのがこの25台で、外観はまだ手付かずです。量産モデルとは、例えばリアライト周辺とかが異なっています。フロントガラスのピラーも量産モデルでは15mm細くなっています」

「最初のVFFが明日到着しますよ! VFFというのは最初の量産試作車(量産設備で製作されたクルマ)で、さらに45台製作します。製造の面で問題がないか試験をするわけです」

「VFFでの試験が終わると次はPVSです。これは量産プロトタイプ(プリシリーズ)で製造設備やプロセスの機能検査が目的です。でも、例えばシボのついたプラスティックパーツなどは取り付けられていません。PVSは全部で150台製作します。そのあとが2018年の量産開始前に製作される『ゼロシリーズ』になります」

2016年11月時点でパターソンは開発プロセスの70%が完了したと考えている。一方、ここスペインでテスト中の初期プロトタイプにはやるべきことが山ほどある。

「昨日ここに経営陣が集まりました」と彼は言う。「われわれには重要な進捗会議なのですよ」

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