アルピナB5/D5 S/B3 S試乗 究極のスポーツ・サルーンに迫る

2018.08.31

D5 S試乗 混じりけのないトルク

B5の走りを十分に楽しんだ後に、次はディーゼルモデルのD5 Sビターボ・リムジン・オールラッドのステアリングを握る。

こちらもまずはキャビンのフィニッシュに最初の感動を受けたのはB5と同様。とりわけフロントシートは、横方向のサポートが素晴らしく、かつ素材の高級感やホールド性も見事だった。

最近ではやや珍しくなりつつあるウッドパネルや、助手席前のパネルにあしらわれるアルピナのエンブレムなども、その雰囲気は上品で、これらの処理はアルピナとBMWが、互いの存在を認め合う友好的な間柄でありながら、まったく異なるコンセプトを持つブランドであることを物語る。

フロントの3ℓ直列6気筒ツインターボエンジンは、326ps/4000-4600rpmの最高出力と、71.4kg-m/1750-2500rpmの最大トルクを持つもの。このスペックからも想像できるように、アイドリングレベルからのトルクの立ち上がりは実に素早く、感覚的には発進した瞬間にD5 Sはすでに十分な加速体勢にある。

さらに魅力的なのは、フルスロットルでの加速でなくとも、このエンジンはきちんと必要な量のトルクを生み出し、ここからさらに正確なレスポンスを見せること。これほどドライバーの意思に忠実な動きを見せるディーゼルエンジンは、世界的にもそう多くはないだろう。

 

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