特別企画

2018.09.14

ベントレーのビジネス、新CEO就任でどうなる? AUTOCAR独占インタビュー

第1回:ベントレー・コンチネンタルGT 400kmの旅で探るスポーティとラグジュアリー
第2回:ベントレー、手仕事の驚異 ファクトリーで目の当たりにした「特別」への探求
第3回:2台の「コンチネンタル」に試乗 大きく異なるキャラ、ベントレーの歴史を語る
第4回:ベントレー、意匠のインスピレーションどこから? デザイナー語る過去と未来
第5回:コンチネンタルGTの「レシピ」 ベントレー主要部門のリーダー語る、開発背景
   ― シャシー開発部長編
   ― W12エンジン設計部長編
   ― 電気電子機器部長編
第6回:プロトタイプに試乗 ベントレー新型コンチネンタルGT 偽装の下に見えた希望

 

新しいCEOエイドリアン・ホールマークがベントレーに戻ってきた。喜びとともに、明確なビジョンをAUTOCAR英国編集長スティーブ・クロプリーに語った。

AUTOCAR JAPAN sponsored by ベントレー・モーターズ・ジャパン
text:Steve Cropley(スティーブ・クロプリー)
photo:Luc Lacey(ルーク・レイシー)

もくじ

「あの男」が戻ってきた
グループが彼を選び、彼がベントレーを選んだ
生じたふたつの疑問 それに対する答えは
「作るだけではなく、その先も見越しています」

「あの男」が戻ってきた

これほどまでに完璧なタイミングはないだろう。

「以前ベントレーにいた」活動的な英国人の会長兼CEOは、ベントレーのアイコン、コンチネンタルGTの新モデルが発売されるまさにそのタイミングでベントレーに戻ってきた。2003年のデビュー以来、ベントレーの成功を支えてきたクルマだ。

2018年のジュネーブモーターショーで、新会長と新モデルは並んで初めて姿を現した。

ウッドとレザーを使った軽やかなポストモダンデザインの豪華なベントレーの貴賓ブースで、着任してまだ2週間のホールマークに面会した。

すでにラグジュアリーカーのビジネスで豊富な経験を積んできた55歳の英国人は、ことが計画通り進めば次の10年はすでに築き上げてきたキャリアに華を添えるものになるということをよく知っていた。

自動車メーカーの社長が、着任早々インタビューに応じるのは滅多にないこと。ふつうは新しい米国大統領のように最初の100日間はしゃべらないものだ。しかしホールマークは違う。

ベントレーでの彼の以前の仕事は、ベントレーからクルマを買うような特別なひとたちのニーズをしっかり調べることだった。フォルクスワーゲン・グループのブランド復活に深く携わっていた彼は、2003年の初代コンチネンタルGTの発売にも関係していた。

2005年にグループを離れた後も(2010年にはジャガー・ランドローバーに在籍している)、ホールマークはプレミアムモデルのブランド開発に関わり続け、ラグジュアリーカー市場の成功をしっかり観察してきた。彼に言わせると、この分野でベントレーは依然として特別な存在なのだ。

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