ベントレーのビジネス、新CEO就任でどうなる? AUTOCAR独占インタビュー

2018.09.14

「作るだけではなく、その先も見越しています」

ホールマークの指摘で驚いたのは、ベントレーの潜在的顧客数の増え方は、中国より米国の方が速いということだ。大きな違いは年齢である。

「中国の顧客はみな30代か40代です」と彼は説明する。「いっぽう米国は60代や70代も増えています」。世界的には各世代に支持される強靭なブランドであるといえよう。

「買えなくはないけれど、だれでも買えるわけではない。高価だけれど払った以上の満足感がある。スポーツとラグジュアリーをひとつのブランドでカバーできる。他のメーカーではふたつ必要ですが。柔軟だけれどもポジションは明確なのです」

ホールマークが新しい仕事に全力で取り組んでいることは誰の目にも明らかだ。

「ここ数年でも電動化、工業化、全モデルのCO2削減への取り組みなど様々ですが、すべてが今やりたいことのほぼ完ぺきな予行演習になっています」

他の自動車メーカーと同じく、ベントレーにも変化の波が押し寄せているとホールマークは言う。

「会社は成長していますが、だからといって、このままにしておくつもりもありません。関税や英国のEU離脱の問題があるし、モビリティサービスの時代もやってきます。昔と比べてチャンスとリスクは何倍にもなっているんです。グッドニュースは顧客が増えていることです。ですから柔軟に対応すればチャンスは増えると思います」

「これからわたしのやることは、すべてベントレーのためです。潜在能力はとても大きい。クルマを作るだけではなく、その先も見越しています」

「価値の高い仕事を作り出してそれを永続させること。英国が技術革新の先頭を走り続けることができるようお手伝いしたい。わたしのミッションは今あるものを維持しつつ、できることならさらにもっと大きくすることです」

 

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