特別企画

2018.11.29

ジャガー×AWD(全輪駆動) どんなひと向け? メリットは? 3台試乗

AWDに込められたジャガーの味

現在のジャガーのラインナップで走行性能面の頂点に位置するのが、575psを発生するツインボルテックススーパーチャージャーV8エンジンを搭載するFタイプSVRであり、駆動システムには電子制御型AWDを採用している。

公式値の0-100km/h加速は3.7秒。試乗した印象も、些か品がよろしくないが「ベラボーに速い!」。しかし、乗り手を選ぶような神経質さや癖はない。

仮にFRだったら、強大なパワーに対応して後輪タイヤ幅は現状の1.5倍は必要だろうし、加速性能以外は酷くアンバランスなものとなり、それは「ジャガー」とは呼べないだろう。ドライバーが性能に振り回されるようなスペックだけのクルマはジャガーが求める “Sporty” ではないのだ。

FタイプSVRの驚くべき高性能はジャガーAWD技術のポテンシャルの高さを証明しているが、AWD技術の使い方の巧みさあるいは妙味に感心させられたのは主戦力車種であり、プレミアムサルーンの王道を行くXEとXFだった。

試乗したモデルは両車ともにプレステージD180AWD。悠々たる動力性能を特徴とし、速さだけを求めたモデルではない。紳士的な乗り味と車重やサイズを意識させない追従性に優れた操縦性を特徴とする。

正に「ジャガー」と言うべきモデルである。こういった特徴はFR車でも存分に愉しめるのだが、AWD車は洗練された味わいが深まっていた。

ドライバーの操作に応答の遅れを最小限に反応する「キレ」は同じ。素早く狙った姿勢やラインに乗っていく。素早い身のこなしは一般に定常円旋回や直進に移行した直後に揺れ返しを伴う。

ジャガーのFR車は「キレ」のよさと揺れ返しの少ない収束性を特徴にしているが、AWD車はそれを上回る収束性を示した。

操舵にしても加減速時の挙動にしても操作を止めた瞬間に定常状態に収まる。しかも、力尽くで抑えるような感覚はなく、適度な穏やかさでまとめられている。

それはジャガーの特徴である深くしなやかなサスストロークを一層引き立てるのだ。

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