特別企画

2019.01.29

トヨタ・ハイラックスZに、カスタム派も熱視線 「ブラックラリーエディション」試乗

オン/オフ試乗 アクティブトラコンの威力

オンロードで驚かされたのは素直なハンドリングで、おおよそリアにリジッドアクスルを用いているとは思えない自然な仕上がりだった。コーナーで一定のロールは許容するが、それも適度といえるレベルで、乗り心地にもゴツゴツした部分は感じられなかった。ディーゼル・ユニットのノイズも加速しはじめの時以外は全く気にならない。もちろん自動ブレーキやレーンディパーチャーアラート、そしてVSCやTRCといった走行安定性を確保する安全機能もひと通り備わっているので、普通車から乗り換えた場合でも不満を感じることはないだろう。

オンロードは2Hで走ったが、オフロードコースでは一貫して4Lモードを試した。深い轍が掘られた急こう配のコースでは、対角線上の2輪が浮き上がってしまうようなシチュエーションもあったのだが、たいていの場合はアクティブトラクションコントロールによってスリップしたタイヤにブレーキを掛けることで接地している2輪のトラクションを確保できるし、それでも前進できない場合にはスイッチ一つでリアのデフをロックさせ脱出することができる。また急こう配の下り坂ではDAC(ダウンヒルアシストコントロール)を使って一定速で走破することも可能だ。日本国内ではオーバースペックに感じられるほどの走破性を秘めるハイラックスだが、普通のSUVに飽きてきたような人ならば、行動範囲が広がる楽しさを味わえるに違いない。

ハイラックスZブラックラリーエディションは、標準モデルのZから僅か20万円ほどのアップというお手頃価格なので、週末の遊びグルマを探しているのであれば、引き締まった “黒” を選ばない手はないだろう。

 

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