特別企画

2019.04.29

比較試乗 ジャガーらしさとは何か E/Fペイスで探る また、それぞれに個性はあるか

想像以上にスポーティな「F」

Fペイスのアイポイントはクロカン4駆とセダンのちょうど中間と言った感じで、高すぎず、しかし視界はすこぶる良い。ジャガー謹製のインジニウム・ディーゼル・ユニットはディーゼルのわりに軽く右足に力を込めるだけでリミット近くまで引っ張ってくれる性格で、8速ATの滑らかさと相まって2トン弱ほどの車重を感じさせない。

コーナリングではしなやかなロールを伴うが、上屋が軽く重心が低い感じがしてコーナーの切り返しでボディが遅れてついてくるようなことがない。AWDに関してもドライ路面で少しペースを速めたぐらいではリア2輪でFR的に走っている印象が強い。

コーナーの立ち上がりでスロットルを踏み込むとググっとリアから押し出される感じがするし、ステアリング・フィールにもトルクステアのような雑味が混じらない。

SUV化によって室内空間に余裕を持たせ、走破性も高めるなどしてファミリーカーとしての可能性を高めたFペイスだが、ドライバビリティ自体はスポーツカーのそれに近いのである。

末っ子の活発な個性

微かに逆台形のかたちをとるグリルはジャガーのそれだが、つり上がったヘッドライトの意匠によって、Eペイスは現行ジャガー随一の猫顔をしている。しかも父親とか兄貴的ではなく、ジャガーの中のポジショニングにもぴたりと合う愛嬌のある末っ子顔である。

だがそんな容姿に騙されてはいけない。Eペイスの寸法は兄貴分のFペイスとそれほど大きくは変わらないのである。何しろ全長こそ330mm短いEペイスだが、全幅は35mm、全高は15mmほどしか変わらない。であるにもかかわらず、Eペイスが放つ凝縮された雰囲気は優雅なFペイスのそれとははっきりと違っている。この末っ子は、まるで撃たれたピストルの弾のような疾走感に包まれているのである。

Eペイスの試乗車はD180だった。察しの良い方ならもうお分かりのように、180psを発生するディーゼル・モデルである。つまり先ほどのFペイスと同じユニットなのだが、Eペイスはエンジンを横方向に搭載し9速ATと組み合わせている点でFペイスと決定的に異なる。

シャシーが熟成なったスティールという点もEペイスの特徴だ。FペイスとEペイスはネーミングから想像すると、セダンのXFとXEと似た関係性だと考えてしまいがちだが、実際のジャガーSUV兄弟は思いの帆全く違う思いのほか個性の持ち主なのである。

ジャガーSUV 2 in 1 DAYモニター

Eペイスか、Fペイスか。ガソリンか、ディーゼルか。1日に2モデルをじっくりと比較試乗。10万円キャッシュバックの成約特典も。

もっと見る
 


 

人気コンテンツ