特別企画

2019.06.18

維持・部品・修理 45年の老舗に聞いてみた アルファ・ロメオ・ジュリアって今どうなんですか?

適切な整備で 40年後もジュリアは走り続ける

「40年前に仕上げたクルマが今も何の問題もなく走っているんだから、もう40年後も走り続けてるんじゃないかな」 “サビの巣窟” のイメージがあるジュリアなのに?

「それは君ら雑誌屋が悪いんだよ。『サビる』だ、『壊れる』だ、『遅い』だと散々書いてくれたからね」 実際、105系アルファ・ロメオのボディは使われている鉄板自体は肉厚で、それが剛性感ある走りを実現しているという。ただし防錆処理がお粗末なので、サビが大きく進行する前に一度しっかりと手を入れてあげる必要があるという。そうすればその後は適切な保管環境であれば、数年おきに部分的に手当てしていれば、ボディが朽ち果てることはないという。

「事実、Sタイヤを履いて30年近くもサーキットを走り続けているお客さんもいるけど、ボディはゼンゼン平気だよ」と安藤さん。レースで走らせている車両でも、ガセットの追加やボディパネルのダブルスキン化などの過度な補強は行っておらず、スポット溶接の数を増すこととロールバーの装着程度であるという。

基本に沿った正しい整備とセッティング、あとはドライバーのウデがあれば抜群の戦闘力を発揮するのが105系アルファだという。事実、ミラノの顧客が多数参加しているTBCCなどのクラシックカーレースにおいても、同社の手がけるジュリアやスパイダーは常にトップ争いの常連だ。「80年代からレースを続けてきたコトは、大いに役立ってるね」

エンジンやキャブレターの調整やメンテナンス、壊れず速いクルマづくりなどは、街乗りオンリーのジュリアにもフィードバックされているという。とりわけアシ周りのセッティングに関しては、新車当時のオリジナルを超える優れたセッティングをモノにしているという。ジュリアが元来持つ工業製品としての完成度の高さとタフさゆえ、適切な整備で長く楽しむことが可能なのだ。

部品は充実 ホワイトボディがあれば新車のジュリアが組める?

105系アルファ・ロメオ・ジュリア・シリーズの優れた点とタフさ、そしてミラノの積み上げてきた経験値の高さはわかった。そうなると気になるのは、クルマを維持していくために必要な部品の供給状態。「純正部品なんて早々になくなったけど、今まで45年で部品に困ったことはないよ。質はピンキリだけれど、ほとんどの部品は社外のリプロダクト品が手に入る。

ないといえば新品のホワイトボディくらいかな。それさえあれば新車が組めるほどに部品はあるよ(笑)」と安藤さんの口から驚きの発言が!

また、ミラノでは長年に渡って、様々なパーツをストックしてきたので、ますますもって部品には不自由しない環境が整っているのだ。

 

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