特別企画

2019.07.09

ブルーに染まるベントレー ベンテイガ×3.5リッター・クーペ クルマ作りの本懐

それでもユーモアを忘れない貴族のように

英国、クルー工場で職人たちの手によって組み上げられるベンテイガV8の質感の高さは、これまでのベントレーと同じ。

微かに筋肉が浮き出たようなボディの内側に広がるのは、革張りのクロームが織りなす豪奢な空間である。

高みから見下ろすようなドライビングポジションは、これまでのベントレーよりもさらに高く、全長5140mmにもなるボディに、見切りの良さを付け加えている。

もちろんリアシートはおもてなしの精神に満ちている。

走り出しの重厚な感じや、静寂の中に響くV8ターボの心地よい排気音、まるで雲に乗ったかのような乗り心地は、ベントレー特有の感覚といえる。

だがスピードを乗せてカーブに飛び込むと、ベンテイガV8の個性が顔をのぞかせる。重厚な乗り心地の中に、軽快な身のこなしを感じることができる。

AWDでありながら、コーナーからの脱出では後輪で蹴り出すようなトラクションが適度に伝わってきて、ボディの大きさを忘れる。

ワインディングにおけるベンテイガV8は、真剣な折にもユーモアを忘れない貴族のように、ドライバーに饒舌に語りかけてくる。

これ以上ない質感に、遊び心を込めることを忘れない。外から眺めているだけでは伝わらないベントレーのクルマ作りの本懐がここにある。

今なお初々しさが漂うベンテイガだが、このクルマのDNAには、ベントレーが培ってきた魅力が凝縮されているのである。

ベントレー・ベンテイガV8

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