新・旧レンジローバー・イヴォーク、徹底比較 これぞ、ランドローバーの“超”正常進化である

2019.11.08

AUTOCAR JAPAN sponsored by Jaguar Land Rover Japan
photo:Hidenori Hanamura(花村英典)
cooperation:Land Rover Aoyama

もくじ

デザイン 正常進化
内装 新・旧を比較
荷室/先進装備の進化
まだまだある、超進化ポイント
最大渡河水深も拡大

デザイン 正常進化

新型イヴォークのデザインはまさしくイヴォークにしか見えない。

それはエクステリアのみならずインテリアにも一貫しており、大好評だったデザインの方向性は、ほぼすべて旧型からの正常進化というほかないが、パッケージや実用性・機能性は見た目から想像しがたいほど飛躍的に進化した。

新型レンジローバー・イヴォーク ファーストエディションP250

2020 RANGE ROVER EVOQUE FIRST EDITION P250

新型のスリーサイズは4380×1905×1650mmで、わずかに長く幅広くなったが実質的な取り回しやすさはそのまま。20mm伸びたホイールベース分は後席拡大にあてられている。

レンジローバー・イヴォーク SEプラス

2019 RANGE ROVER EVOQUE SE PLUS

旧型イヴォークのスリーサイズは新型と大きく変わらない4355×1900×1660mm。新・旧ともに日本でも取り回しやすく、いわゆる最新トレンドのコンパクトSUVに属する。

こうして新・旧を並べて眺めてみると、どちらもイヴォークそのものというほかない。

特徴的な尻上がりのウェッジシェイプは新型でさらに強調されているものの、デザイン的には典型的な正常進化である。ただ、プラットフォームやボディなどの部品レベルで新型イヴォークが旧型から受け継いだものは「ドアヒンジのみ」という。つまりは全身が完全に新しい。

レンジローバーのデザイン哲学である“Reductionism(リダクショニズム)”を象徴するのが格納式ドアハンドル。ドアロック時や走行中はまさに無駄を排した清廉な姿となる。

いわゆるコンパクトSUVに属するイヴォークは日本の交通環境でも扱いやすいハンディなボディサイズが特徴だが、その美点は新型にもしっかりと受け継がれている。細かい寸法では、より長く、幅広く、そして低く……と、新型ではイヴォークが世界に先駆けたクーペSUVルックを強調する肉付けがなされているが、その拡大分は5〜25mm程度にすぎず、実質的なコンパクトさや取り回しはまったく犠牲になっていないのだ。

ドアを開いて車内に入ってみよう。また違った角度から新型の進化を確認することができる。