ABARTH 70周年 嶋田智之が、いま見つめるABARTH 595 光るそれぞれの個性

2019.11.13

AUTOCAR JAPAN sponsored by ABARTH
text:Tomoyuki Shimada(嶋田智之)
photo:Satoshi Kamimura(神村 聖)

もくじ

ABARTHは、ただ者じゃないのだ。
カルロ・アバルトが仕込んだ「魔法」
ABARTH 595のラインナップ その(1)
ABARTH 595のラインナップ その(2)

ABARTHは、ただ者じゃないのだ。

ああ、楽しいな、と思う。5分も走らせただけで気分がスッキリとする。いつの間にか口元が緩んでる。一度や二度じゃない。何度もステアリングを握ってるというのに、決まってそうなのだ。

1.4Lターボには思えない弾けるサウンド。意外や豊かで扱いに困らない低速トルク。それをか細くすら感じさせる、中速域から上でのレスポンスの鋭さとパワーの炸裂。予想を超えて伸びていくスピード。

その勢いをグッと削り取り、制動の強弱そのものも調整しやすい強力なブレーキ。その一連の動きをきっちりと支え、曲がるための姿勢を狙いどおりに作らせてくれる引き締まった足腰。望外の速さでコーナーをクリアさせてくれる、芯の通った体幹。

加速・減速・旋回・操縦感覚……。ひとつひとつに、ドライバーがスポーツカーに望む全てが詰まってる。その楽しさの質と量、刺激の痛快さは、スーパーカーにだって負けてない。