【わざわざ選ぶ価値は】新型ルノー・メガーヌR.S.「トロフィー」 標準車との違い 比較検証

2019.12.08

R.S.トロフィー エンジンをかけると

エンジンをかけると、「あ、違う」と感じた。排気音が野太い。雄々しい。可変バルブ付きスポーツエグゾーストの仕業だ。2つある排気ルートの1つにバルブがつく。

メガーヌR.S.のエグゾースト・リアエンド。
メガーヌR.S.トロフィーのエグゾースト・リアエンド。

バルブが開くともっと変わる。

標準のメガーヌR.S.もスロットルを閉じるとポコポコとアフターファイヤの音が聞こえるけれど、トロフィーの場合はもっと盛大。「パンッ」と爆ぜる。流体抵抗も小さく、経路もダイレクトに。ただの演出だけではない。

アクセルを踏み込むと、あ、違うクルマだなと直感する。ターボチャージャーからして違う。20万rpmちかくで回転するタービンが、セラミック(スチールより軽い、硬い、なめらか)のボールベアリングシステムに取り付けられる。

結果、摩擦は従来の3分の1に低減。言うまでもなくターボ応答性に利がある。

1.8L直噴ターボは、われわれが所有するメガーヌR.S.の279psに対して+21psの300psに。最大トルクは、6速EDCが+30Nmの420Nmに、6速MTが+10Nmの400Nmに達する。

乗り心地は、はっきりと硬くなっている。「シャシーカップ」が要因だ。スプリングレートは前:23%、後ろ35%、ダンパーレートは25%高まる。フロントのアンチロールバーの剛性も7%高められる。すべてはロールを抑えるため。正確なハンドリングに繋げるため。ルノーはそう説明する。

ルノー・メガーヌR.S.トロフィー
ルノー・メガーヌR.S.

これにトルセンLSDがつく。左右輪のトルク配分比を高める。この恩恵は都内ではわかるまい。吉田拓生さんの待つ箱根へ急いだ。

メガーヌR.S.トロフィー 詳しくみる