【見ない日はない?】アルファード、なぜ大量に走っているのか 多くの人が選ぶワケ

2019.12.27

なぜ皆アルファード選ぶ?

美観や運動性能のためには様々な犠牲を払える旧いクルマ好きとしては、見上げるばかりの壁のようなその存在が疎ましい時もある。

が、たまに手を挙げて乗るタクシーがそれだと、1日得した気分でいられるのも確かだ。

もはやアルファードに乗っていることが憚られる機会や場所はない。冠婚葬祭ひっくるめて何でもござれだ。

ホテルのエントランスにいるドアマンは、ノブさえ引けばスライドドアが開くことも承知している。

礼式が余りにカジュアル化するっていうのもどうなのよと思わなくもないが、先日の即位の礼では何台ものアルファードが世界の賓客を宮殿へと送り届けていた。

日本ではもうセダンの立場を圧しつつある、それが印象づけられる機会となった。

アルファードのことを考える上で素通りはできないデザインのことについて、僕にはとやかく言えるほどのバックボーンはない。

が、フロントグリルをみれば鎧の大袖や胸板の装飾を、リアコンビをみれば兜の鍬形をと、甲冑的なものを思い起こす。或いは神社の鳥居のような緩い末広がりのスタンスに重なってもみえる。

いずれにせよ、そういう極めて日本的なモチーフがあの形状の中には散りばめられているような気がするのは皆と同じだ。

現行アルファードの何がこんなに日本人を惹きつけるのかについては、デザイン学の方面からの分析を聞いてみたいとも思う。