ルマン・ガレージ
TEL:044-975-0500 FAX:044-975-0970
定休日:日曜、祝日 ※スタッフ:新型コロナウィルスワクチン接種完了
'60/70年代のイタリアン・エキゾティックを
数多く手がけてきた職人。
全国のスーパーカー・オーナーから絶大な信頼を得ているのがルマン・ガレージである。デイトナやディーノを新車当時から手がけてきた北島氏が腕を振るうだけに、本当の完璧なコンディションにできる数少ないショップだ。
60年代から’70年代のイタリア製スーパースポーツ・モデルは、圧倒的なパフォーマンスと美しいスタイリングから、今も絶大な人気を誇る。しかしコンピューターですべてをコントロールされる現代のスーパーカーとは異なり、メカニズム的には問題なくても、本来の性能を発揮していないクルマが多いのも事実だ。簡単に説明すると調整する部分が多いため、本質と本来のフィーリングを理解したメカニックでなければ、スムースな吹け上がりで、ちゃんとパワーが出たパーフェクトなコンディションに持ち込めないのだ。
デイトナやディーノが新車だった頃からその整備を手掛け、有形無形の経験を数多く重ねてきた職人と呼べる存在のメカニックがいる。そのメカニックこそ今回ご紹介する北島さんで、彼が率いるファクトリーが神奈川県川崎市にあるルマン・ガレージなのである。
北島さんはITC/インターナショナル通商のメカニックとしてキャリアを始める。同社はメルセデス・ベンツ、BMWからフェラーリまでを扱う総合輸入車ディーラーで、折からのスーパーカー・ブームもあり、フェラーリを始めマセラティやランボルギーニなども入荷し、さまざまなスーパーカーを納車整備で数多く手掛け、得難い貴重な経験を積んでゆくのだった。
1990年に長年の経験を生かすファクトリーとして開業したのがルマン・ガレージなのである。営業内容は基本的に現在と変わらず、スーパースポーツカーの整備からエンジン/ギアボックスのオーバーホールといったメカニカルな部分を守備範囲とする。これらのスポーツカーのほか、メカポンやK-ジェトロニック時代のメルセデス・ベンツやBMWも得意科目だ。
以来数えきれないほどのスーパースポーツカーを手掛け、膨大な経験から生み出される確かな作業により、全国のオーナーから絶大な信頼を得ている。事実取材に伺ったときも北陸地方から持ち込まれた512BBが整備を待っており、2台のデイトナはギアボックスのシンクロ交換とオイルラインの修理中だった。
このようにルマン・ガレージは、全国から整備の依頼を受けているため、急な修理(マイナートラブルはその限りではない)には対応できない状況にある。そのためエンジン・オーバーホールなどの重整備を希望されるのであれば、一度相談もかねてファクトリーを訪ね、相談することをお勧めする。多少待つことになるが、その時間を忘れさせる高いクオリティで整備され、完璧なコンディションになって帰ってくるはずだ。
このほか車輛の販売も行うので、探しているモデルがあれば、同社のネットワークから希望の1台を見つけられよう。