スペシャルショップ

タイヤの偏摩耗で気付く足回りのトラブルもあります

フキデオートサービスの沖倉です。

ボルボC70がタイヤの偏摩耗で入庫しました。新品タイヤを入れても左後タイヤだけ半年でミゾがなくなったとのことです。アライメントテスターで測定してみると、左後がかなりのトーアウトでした。

FFボルボのリア足回りはデルタリンクと呼ばれ、L字型の左右アームが相互に絡み合う複雑な構造をしています。トーの調整は可能ですが、この車は調整幅を超えており足回りにダメージがあるようです。

中古でアームを取寄せてみたところ、変形は一目瞭然でした。下側が元から付いていたアームです。車上では分かり辛かったですが、くの字に折れていることが分かると思います。現オーナー様は事故経験なしとのことですので、前オーナーが事故で修理せずに売却したのでしょう。走行自体に影響はなく乗れていたので気づかなかったようです。

このように、気づかない足回りのトラブルというのは実は多く、タイヤの偏摩耗で初めて気づくことが多いです。事故を起こして足回りにダメージが無いと判断されて修理をされず、後日気が付くということもあります。そういったトラブルも4輪アライメント測定をすれば一目瞭然です。中古車を購入されて「おかしいな?」と思う方は、一度測定してみてもいいと思いますよ。

新着ニュース

ニュース一覧