こんにちは、オーセンティックカーズです。

エンジンオイルやミッションオイルの交換を頻繁にされるという方もあまり気にされないことが多いのがブレーキフルードの交換。「減っていれば継ぎ足せばいい」ぐらいに考えておられるのではないでしょうか。

しかし、一般的なブレーキフルードは吸湿性があり、水分を含むことにより性能も劣化してしまいます。頻繁にサーキット走行を行っているクルマでは数ヶ月でブレーキタッチの変化として劣化が体感できるほどです。一方、普段まったく乗られていないクルマでは劣化しないかというとそういうこともなく、かえって走っていないクルマの方がフルードにエアが噛んでいる場合が見られます。

ブレーキの配管内にエアが噛んでいると、肝心なときにブレーキが効かなくなり止まれないという状況が発生する可能性があります。スポーツカーも公道を走るものだということを考えれば、エンジントラブルでクルマが止まってしまう以上に、ブレーキトラブルで止まれないという状況は避けなければなりません。

弊社では車検時以外にも12ヶ月点検で入庫の際、1年間ブレーキフルードを換えられていない場合は交換をお奨めしています。もちろん、頻繁にスポーツ走行をされている場合はそれ以上の頻度、ブレーキフィーリングが悪化したと感じられた時点で交換しています。長らくブレーキフルードを交換していないという方は、ご相談ください。