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ポルシェ 964RS ブレーキ関係進めています

メッツスピードの鞍貫です。

本日は先日御紹介した964RSの一台に着手しています。この車両、ブレーキのブースターモーターの不良でブレーキが利かなくなり御入庫となりました。

964以降、RSとターボは倍力性能向上のためにブレーキブースターにハイドロリックタイプ(油圧)を採用しています。エンジン負圧が安定していない状況でも、確実にブレーキを作動させられるというメリットもあります。

が、モーターや配管等、多少重量が増してしまうデメリットもあり出始めの頃は高級車に使用するケースが多かった気がします。ポルシェは伝統?のエンジン馬力の4倍の制動性能を求める、というメーカーですのでブレーキ性能への拘りは他メーカーより深いですね。ブレーキ系統全てを油圧コントロールするので、大きな油圧を発生させるモーターが必要です。

今回故障したのがこのモーターで、水分劣化したフルードなどが起因で錆びてロックしてしまう事等があります。この車両は手の入った車なので、部品の経年劣化でしょう。

最低でも2年に一度ブレーキフルードを交換しないと、ABSユニットやマスターシリンダー、ハイドロリックモーター等の劣化を早めてしまいます。車検毎のフルード交換、大切ですね。

20年近く前の車両ですが、流石ブレーキのポルシェ。新品部品まだ出ます。今回も新品にリフレッシュして、念のためにフルード交換。ブレーキの制動性が復活致しました!

当社はボッシュABSテスターを完備しております。センサー、モーター駄目だと疑う前に点検をお勧め致します。

しかしRSのブレーキ、減速Gが後方斜め45度からガツンと来ますね。車両のバランス、ABSの性能・・・素晴らしい。

MET’S-SPEED(メッツスピード)

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