アイムの中村です。

通り抜けられない狭い道に入り込んでしまったというE66 BMW 760Li。後ろから後続車が来てしまったためオーナー様は焦ってしまい前進、おかげでボディの両側側面と前後バンパーにダメージを負ってしまいました。

こういった少し前のモデルでは車両保険で加入できる額が限られてくるため、大きな修理となると保険でまかないきれない場合がでてきます。今回の場合もそうだったのですが、オーナー様はこのクルマに乗り続けたいので直したいとのご希望ででした。

「なんだったら直せるところまででもいいから」と言われたのですが、こちらとしましても中途半端には直せません。通常の保険修理でしたら前後バンパーに左右のフェンダー、ドア4枚と新品交換となるところを、鈑金と中古部品で直すことに。

しかし実際に取りかかると、E6系ロングは販売数が少ない上に通常の7シリーズとは外装パーツの互換性がないので、中古部品が出てこない！　幸いにしてダメージの大きかった右リアドアは名古屋で見つかったのですが、それ以外は全て鈑金修理で直しました。

前から後ろまで無残に走っていたキズは鈑金ですっかり元どおりになり、割れていた前後バンパーも修理完了、下地処理が終わったら塗装して完成です。これでオーナー様にも喜んでいただけることでしょう。