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トゥインゴRSの弱点は・・・

レッドポイントの赤座です。

ルノー・トゥインゴRS(ゴルディーニやBR7を含む)のトラブル事例として、よく見られるケースにクラッチのレリーズシリンダーの突然死があります。

走行中に前触れもなく突如クラッチ操作ができなくなって立ち往生してしまいます。自走も不可能ですので、レッカーを呼ぶ必要があり、何とも困ったことです。

弊社でメンテナンスしているトゥインゴRS、それほど台数が多いわけではありませんが、すでに数件の発生事例があります。

今回のゴルディーニもその例に漏れず、トラブル発生からのレッカーでの入場となりました。問題箇所の部品交換にはトランスミッションを降ろす必要があります。最近のマニュアル車はレリーズシリンダーがミッションの内部にあります。昔のクルマではミッション外側に備わっていたので、予防交換もラクだったのですが・・・

ミッションを降ろすと見えるのがレリーズシリンダーと一体になったレリーズベアリング。この部分はクラッチペダルの操作で生み出されたクラッチマスターの油圧により作動します。その内部のシール劣化やシリンダーのダメージなどによってオイル漏れが発生します。今回のケースではそれらの症状によってクラッチフルードが抜け出てしまいました。

ミッションも降りていますのでココで迷わずにクラッチなどの消耗品も交換します。通常ではクラッチが減ってからの交換時にレリーズシリンダーも交換しますが、今回はその反対ですね。

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