突然バックできなくなったオートマ
フジックス・オートの佐藤です。
こちらのバンデンプラ・プリンセスはオートマチックミッションの修理でお預かりしました。今までまったく普通に動いていたものが、突然リバースに入らなくなったということです。実はこういった症状はミニ系のATのトラブルとしてはよく見られる例ですね。とはいえ、実際にミッション内部を見てみないことにはわからない部分もあります。
ミニのATミッションは昔から一部の消耗品をのぞいて内部の部品単体での供給がないため、従来は「ATのトラブル→即アッセンブリーでの交換」となっていました。しかし、それではオーナー様の負担もけっこう大きいものになってしまいます。弊社では以前より自社内での修理で対応できないかと可能性を探っており、内部の機械的な破損が起こっていない場合は、入手できる交換用部品やストックしてある中古部品などを活用して内製でのオーバーホールができるようになりました。
さて、エンジンと2階建てになったミッションがクルマから降り、エンジンとミッションの切り離しも完了。これから内部をチェックしていきます。