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スペアキーを作らなかったばかりに、世界中から・・・

こんにちは、カルトです。

ダッシュボードをはじめとして内装がバラバラになっているフィアット・パンダ1。なぜこんなことになっているのかというと、オーナー様がひとつしかなかったキーをなくしてしまわれたのです。

本来、このクルマは新車時には赤いマスターキーと青いエンジンキー、そして盗難防止装置であるフィアットコードの暗号コードが記されたコードカードが付いてきます。しかし、中古車の場合マスターキーやコードカードが失われていることが多々あります。

マスターキーやコードカードはスペアキーの作成や車体への登録に必要となるもので、これらがないと単に青いキーを複製しただけではエンジンはかかりません。しかし、クルマ専門の鍵屋さんなどでは、使用中の青キーを内蔵されているチップの情報ごとフルコピーしてくれるところもあります。

こちらのパンダ1は青キーが1本しか付属していなかったため、オーナー様には「できるだけ早くキーをコピーしてくださいね」とお願いしていたのですが、そうされないまま出先でキーをなくしてしまわれました。

結果として、全くのエンジン始動不能状態に陥ってしまったわけです。さて、このフィアットコードのシステムが曲者で、詳細はセキュリティに関わるので割愛しますが、暗号コードが入るチップ内蔵のキーと車体側のコンピューター、キーシリンダー、その他車体各所へと張り巡らされたアンテナやハーネス類で構成されています。全てのキーとコードカードがない状態では、新しいキーを作る手立ては存在しません。

この状態になってしまったら、全てのキーとキーシリンダー、フィアットコードのコンピューターユニットおよびシステムの構成部品をすべて新品に交換する必要があります。マスターキーを車体コンピューターに登録できるのはコンピューターが工場出荷後1回のみなのです。

しかしながらパンダ1のフィアットコード関連部品などは供給終了となっています。しかたがないのであらゆるルートを探ってやっと見つけたデッドストック品を世界中からかき集めることができました。そうして集めた部品を内装をバラバラにして交換、マスターキーの登録を行ってはじめてエンジンをかけられるようになります。

単にキーのコピーなら数千円で済んでいたものが、それを怠ったばかりに数十万円に・・・。みなさんもスペアキーは必ず作るようにしてください。それから赤いマスターキーを常用することは決して行わないでください。赤キーの内蔵チップが飛んでしまうと復活不能になります。

カルト

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