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106 S16中古車整備 タイヤ交換にもこだわりが

レッドポイントの赤座です。

イエローのプジョー106 S16の中古車の整備作業の様子をご紹介します。今回はタイヤ交換です。この車両はストック期間が長かったため、タイヤは溝はあれど古いものが付いていました。クルマの乗り味、性能の全てにおいて重要な鍵を握るのがタイヤですから、納車にあたって交換します。

タイヤの分解を行う際に、いつも気になるのがホイールとタイヤの密着面にこびり付いたタイヤカスです。この部分はタイヤをホイールにしっかりと馴染ますためにも、常に美しくしていたいものです。何度もタイヤ交換を繰り返すことにより、カスが蓄積されますのでエア漏れの原因にもつながります。

タイヤカスのこびりついたリムフランジの裏側は、エアツールやハンドツールを駆使して美しくしていきます。ブレーキダストがこびりついたホイールの裏側もトレントによる洗浄とブラッシングで汚れを落とします。また、ホイールボルトもトレントでさらっと洗浄しました。

106の純正アルミはセンターボアのないホイールですので、バランス取りにも専用のバランサーを使用します。その昔、106の登場を機にバランサーを新しくした覚えがありますね。

美しくなった取りつけ面に組み上がったタイヤ/ホイールを組み付けます。なお、弊社では全てのタイヤに窒素ガスを充填しています。ちなみに窒素ガスだけを充填したタイヤでは、分解時にタイヤカスの付着がありません。これ実は理由があって、窒素ガスは空気から水分や酸素、不純物を取り除いて生成したものです。そのため、タイヤの内部構造を侵さないので、内周の溶解なども発生しません。窒素ガスを入れるメリットはそういう点でもあるんですよ。

今回はスポーツタイプのタイヤではなく、ミシュランのエナジーセイバーを組みましたが、その乗り味はキッチリと仕上がった106と相性抜群です。ハイグリップタイヤに目が行きがちですが、こういう柔らかめのタイヤは、106を普段乗りされる方にオススメですね。

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