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補修塗装も『匠塗』 マツダのソウルレッドを探求する


羽鳥鈑金塗装工業所の羽鳥です。

クルマのボディカラーにはメーカーそれぞれの個性が表れるものですが、
最近のマツダの純正色は特に凝った色作りをされていますね。

特に同社が新しいイメージカラーとして採用している『ソウルレッド』は
人気も高いですが、この色が補修塗装の業界では「調色ができない」、
「ブロック塗装ができない」と、まず色が合わないといわれているのです。

クルマというものは、大事に乗られていても、不意のトラブルで
傷つけてしまうこともあるものです。
補修塗装が困難な・・・といってもそれはメーカーの事情。
そのようなときには当然ながらキレイに修理したいですよね。
 
 


実はこのソウルレッドには最初に出た『ソウルレッドプレミアムメタリック(41V)』と
後から追加された『ソウルレッドクリスタルメタリック(46V)』の2タイプが存在します。

41Vの方は下色となる赤メタリックを吹き付けた上から、下色と上色に塗るワインレッドを
特定の割合で混合して塗装、そして最後は上色のワインレッドのみでコートするという手順で
塗装することにより当社ではボカシ塗装が可能となっておりますが、
新色の46Vは下色と上色が混色不可となっているので、ボカすことすらできないのです。
実際、マツダも塗料メーカーも「ボカシはできないので、ブロック塗装で対応を」とのことでした。
 
 


当社で試しにボカシ塗装を行ってみると、上に塗るワインレッドが透明な色で、下がかなり透けてしまうため、
ボカシむらを取り切ることが非常に難しいと感じました。
この問題に関しては、メーカー側でも補修塗装に関する確定的な答えが出ていないようで、
当社での調色の際も塗料メーカーさんが見に来られていました。

『匠塗』といわれるマツダこだわりのボディカラー。その色の深みに惚れてクルマを手に入れられた
オーナー様のご期待に応えられるように私達も日々研究と研鑽を続けているのです。

羽鳥鈑金塗装工業所

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