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’59 VW TYPE-1 シングルナンバー レストアプロジェクト ボディパーツ・ペイント

FLAT4代表の小森の相棒として活躍する、1959年 フォルクスワーゲン・タイプ-1 “5”シングルナンバー。
前回はレストアを開始したことをご紹介しましたが、今回はその後の進捗状況をお知らせします。


ルーフの旧い塗装を剥がし、サフェーサーを吹いて塗装の下地作りを行った前回、
その後、各ボディパネルへと作業は進み、塗装の剥離と修正を実施。
各パネルは丁寧に面出しされ、ペイントの準備が整いました。
 
 




VW純正色のブラック(L-41)を調色、ペイントを行います。
今回はダッシュパネルこそ塗りませんが、ドアを開けたときにに違和感が出ないように
Bピラーのドア開口部もペイント。フロントフッドのレインドロップレールやリアウィンドウ下の
スリットなどにもしっかりと色を入れていきます。
 
 



同様にフェンダーやフロントフッド、リアデッキリッド、ドアなどのボディパネルもペイントを行い、
しっかりと乾燥させます。塗装された部分は美しく艶が出ていますが、映り込みはまだぼやけた感じです。
これをしっかりと磨き込んでキレイに映り込むように仕上げていきます。
 
 


ペイントが乾くと続いて磨きの工程に入ります。一見キレイに見える塗装面ですが、表面にはごくわずかな
凹凸ができています。このペイント肌を整えるために水に浸けたサンドペーパーで研ぎ(ウェットサンディング)、
表面を均一に整えます。
 
 



そして仕上げとして仕上げ用の研磨剤を塗布してバフがけを行います。仕上げ後はペイント直後よりも
輝きが増し、ぼやけていたボディへの映り込みもシャープになります。ボディ全体と各ボディパネルに
この作業を行い、晴れてボディペイント作業が完了となります。特にこのブラックはボディへの映り込み
によってペイントの善し悪しがすぐにわかってしまうカラーですので、ペインターの腕の見せ所でもあります。
 
 
次回はステアリングホイールなど、インテリアパーツのペイント作業をお届けします。

■KOMORI’s 1959 T-1 “5” SINGLE LICENSE RESTORATION PROJECT vol.2 ー FLAT4 Official Blog ー
http://blog.livedoor.jp/flat4_vw/archives/52687702.html