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アバルト500C 走行12万km/点検/コンディション良好/距離だけではない

 

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レッドポイントの赤座です。

先週の末に、ご新規様のアバルト500Cの点検作業を施工させていただいた際の風景です。走行距離が多めなお車ですので(12万キロオーバー)初の点検となると色々と出てくるのでは?っと少し警戒しながら点検を進めました。

走行距離とは関係有りませんが、足回りがビルシュタイン B14に変更されており、スプリング寸法を測定したところ、15mmのプリロードが気になりました。
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当社ではアバルトへの使用の場合、同一品を用いる際はスプリングにアンマッチが発生するため、レートと自由長を変更しています。
その為、未使用の青色のスプリングが無数にあります。そのスプリング寸法を測ってみると。
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180mmです。現在装着中のスプリングの伸び切り寸法が165mmですので15mm縮んでいる状態です。乗り心地に反発感を感じますので、今後変更していくと良い結果になりそうです。

融雪材の多い地域での使用過程があったのか、エキゾースト周りの錆びが気になります。
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排気漏れまでは到達していませんが、早めに防錆処理を行った方がよさそうです。

試運転をしたところ、あまりにパワー感が低い。。。
もしかしてどこかでブースト漏れを起こしているのでは?と探っていると。
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インタークーララインのホースに問題発生です。

点火システムの点検も行いましたが、プラグ状態が思ったよりも良くて驚きです。
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短期間にグンっと距離を伸ばした車両の場合、実際の走行距離ほどの劣化が見られない事は多いです。
逆に、低走行距離でも年数を多く経過した場合は逆のことが当てはまります。距離の割りに施工すべき点は多くなります。

中古車さがしの際に走行距離だけに照準を当てない方が良いかもという温度感ですね。

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