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フェラーリF355 内装ベタつき修理 シボ塗装で高級感を 防カビ消臭に炭を


Jスクエアの永井です。
以前より進めているフェラーリF355の整備作業。
今回は内装ベタつきの修理を行います。


シート、センターコンソールパネルは革塗装を施しました。


エアコン吹き出し口なども取り外します。
吹き出し口の枠、中のフィン全てがベトベトでした。


イスの調整レバーもベトベトになった塗膜を剥離します。


ステアリングコラムカバーはベタベタが酷く、
専用の溶剤に浸け置きで塗膜を取り除きます。


F355の内装は、熱、経年劣化によりベタつきが発生してしまいます。
スイッチ類、エアコン吹き出し口など、特殊塗装をしてあるところは
すべて塗装を剥離して再塗装を実施します。


バックライトで光る部分はマスキングします。


シフト廻りのスイッチパネルの塗装完了です。
高級カメラに行うような特殊塗装でシボ模様を付けて高級感を出しています。


特殊塗装の方法は詳しくは教えることはできませんが、専用塗料の濃度を変えることと、
吹き付けるときの圧を変えることで、施工が可能です。


全ての塗装が完了しました。
黒だけの塗装ではオリジナルの色味に近づけることができないので、
黒をメインに若干の白と青の塗料が入っています。


車両に組み付けました。オリジナルに近い雰囲気に仕上げつつ、
さらにシボ模様を付けることで高級感が出ました。


こちらのよく使うスイッチ類のベタつきも抑え、再塗装しました。
こちらはシボなしで仕上げました。


ステアリングコラムカバーがベトベトになると、乗り降りの際にズボンに
ベトベトの塗料が付いてしまします。
当社で使用している塗料は熱や経年劣化に強いので、ベトベトせず安心です。


最後にカビ予防、防臭として黒炭と備長炭(白炭)を大量にシートや足元に入れて完了です。
フェラーリの内装の革は高級なものを使用しているために、カビが発生しやすいです。

黒炭はアンモニアや肉・魚などアルカリ性の匂いを吸着し、
白炭は汗の匂いや、酸性の物質を吸着しやすい特性があります。
車内の匂いを取るには黒炭よりも備長炭の方が良く取れるような気がしますが、
備長炭はお値段が高いのがネックです。


ちなみに当社のショールームのエントランスには黒炭を置いてあります。
こちらは消臭というよりかは、見た目にお洒落かなと思ってのことですが、
このスペースを本気で消臭するには200kgの炭が必要とのことです。


内装のあらゆる部分の内側には炭シートを入れてあります。
これだけ徹底しておけば、カビが生えることはないと思いますが、
管理方法や保管場所によってはすぐにカビてしまうので、気をつけましょう!

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