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930型ポルシェ911ターボ 冬眠から車検整備/低走行距離/燃料系から

メッツスピードの鞍貫です。

今回は1989年製930型ポルシェ911ターボの車検整備を進めております。

この車両、実走行13000km代の1オーナー車。

信じられないコンディションなのですが、距離のごとく全く乗られておりませんでした。

オーナー様は20年以上当社とのお付き合いのお客様、寝かせておく期間があまりにも長く乗りたいときに動くようにして車検を取得し、その後また眠らせるスタイル。

今回はうるう年?のせいなのか、動かしたい衝動にかられたようで、車検依頼を頂きました。

今回は事前にエンジンが不動になった旨のお話を頂いていたので、セーフィティローダーで回収に行く所から作業開始です。

事前現状調査でKジェトロニックのディストリビューターがロックしていたのは調査済みなのですが、前後燃料ポンプ不動とガソリンタンク内も錆だらけ。

追加作業が増えますね♪

大元からと言うことで、先ずはガソリンタンクの錆取り防錆コーティングから。

作業風景の写真はガソリンまみれの洗浄液まみれで取り損なったのですが、全身筋肉痛になる大仕事でした。

ポンプ間のホース内は洗浄液とエアブローで清掃。

念のため中古ポンプで燃料を回し、リターンラインから綺麗なガスが出てくるのを確認。

ここまでは万事OKです。

固着したKジェトロ回りの作業ですが、現在部品待ちと単体部品の動作確認など細かな作業を進めております。

10年~15年ほど前ならば同じ様な修復作業はガム質のワニスとの闘いでしたが、最近はエタノールを混ぜたガスホールという燃料が広く普及したせいで錆が多くなってきています。

Kジェトロのディストリビューター付近は燃料ありきで潤滑しています。

油分の多い昔のガソリンならば潤滑もできますが、エタノールでは脱脂されて摺動部分がロックしてしまうわけですね。

燃料ポンプもこれにしかり、最近交換頻度が高いです。

旧車の燃料ホース類の劣化も早いし、ホースが内部から劣化するので発見が遅れてしまいます。

どんどん旧車には厳しい時代になってきますが、それも踏まえて頑張って永く楽しい旧車ライフを応援したいと思っています。

この極上車も気持ちよく走れるよう、仕上げていきますよ。

 

 

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