BMW 3.0 CSI ECU修理
SEEの西城です。
BMW 3.0 CSI。今やヒストリカルな渋い1台。
以前にブレーキの整備などを行った車両ですが、エンジン不調ということで入庫です。燃えていないシリンダがあるようで振動が大きいです。点火は問題無いのですが、偶数シリンダのインジェクタが動いていません。オシロで見てみましたが端子にも信号が来ていないので、ハーネスかECUの不良です。
ECU
ECUは助手席側のリアシートの下にありました。BOSCHのD-Jetronicで、筐体がやたら大きいです。
ECU内部
蓋を開けて中を当たってみましたが、やはり信号が出ていません。ECUの不良です。
バラす
この時代のECUはまだコンピュータが使われていなくて、ディスクリートで組まれたアナログの回路です。インジェクタの駆動回路は2チャネルで、偶数気筒と奇数気筒にそれぞれ割り振られています。このECUの回路図はまだ見つけられていないのですが、D-Jetronicの他の機種の回路図を見たところフリップフロップで駆動しているので、3本のインジェクタを1つのグループとして、2つのグループを交互に噴射するようです。
今日はここまでで時間切れです。実際に動かしながらオシロで当たってどこが動いていないか探す予定です。D-Jetronicの得意なECU屋さんならすぐにわかるんでしょうけど、インジェクションのクルマは苦手で色々調べながらなので時間がかかります。日々勉強が続きます…。
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SEE 〜automobile〜 | 2024.03.07