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E63型BMW M6 クーペ SMGⅢクラッチ交換続編、つながりもスムーズに

トラオムガレージの小澤です。

E63BMW M6 クーペ SMGⅢクラッチ交換の続編です。

前回は、クラッチの取り外しまでのお話をさせていただきました。

EM5/M6のオーナー様、走り初めにギクシャクしていませんか?

クラッチが完全に減ってしまい、フライホイールまで傷を付けて段付き摩耗してしまうと

クラッチ交換だけでは、ジャダーを起こしフライホイールの交換も必要になり

高額修理にになってしまいます。

そうなる前に、早めの交換をおススメ致します。

では、クラッチ組付けです。

流石は500馬力のエンジン回転をミッションに伝えるパーツだけに

シッカリとバランス調整されています。

フライホイール側と、クラッチプレート側、双方に一か所目印が付いています。

こちらフライホイール側

クラッチプレート側

クラッチプレートをばらした時などは、必ず白線を合わせて組付けなければなりません。

クラッチプレートをエンジンに取り付ける時は、お互いのマークを180度反対に組付けます。

ダブルクラッチのセンター出しには、SST(スペシャルツール)が必ず必要になります。

コチラのSST(スペシャルツール)でツインクラッチを固定します。

SST(スペシャルツール)をインプットベアリングに差し込み

クラッチのセンターを出します。

この作業を怠ると、ミッションが入らず、強引に取り付けると

インプットベアリングを破損させてしまいます。

規定トルクで締め付けクラッチ交換終了です!

ミッションを組付け

最後にSMGクラッチ学習を行います。

ISTAでサービスプランを実行

この学習なども専用テスターがないと出来ない作業になります!

2番のクラッチを選択

クラッチ交換後のテストプランを1番から順番に進めていきます。

無事にテストプランも終わり

走行テスト後、再度テスターに掛け故障メモリーが登録されていないかの確認をします。

無事にオールクリア。

走行テストも問題なく、クラッチの繋がりもスムーズでこんなに走りやすかったのかと思うほどです。

本来のSMGミッションの走りになりました。

今回交換したパーツはクラッチ板、クラッチプレート、レリーズベアリングの3点です。

クラッチ交換時にエンジンリヤシールの点検も行っております。

今回の車両は、綺麗な状態でしたので交換は次回ですかね。

BMW E63 SMGⅢ クラッチ交換の費用ですが、

クラッチ3OEM品使用で

工賃込み25万円です。

オーナー様もご機嫌でお帰り頂けました。

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