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R50型BMWミニ エアコン効かず、走行中フロントより異音

トラオムガレージの小澤です。

R50BMWミニのエアコン効かない/走行中フロントより異音点検・整備のお話です。

此方のお車は湘南からのご来店です。

現在、エアコンが全く冷えない。

また、走行時「ゴトゴト」異音がするので、確認して欲しい。

と言う内容でのご入庫です。

使いたいときにエアコンの効きが悪かったり、ぬるい風しか出ないと、かなりのストレスですよね。

特に真夏に急にエアコンが効かなくなると、運転どころではなくなります。

サウナの中で運転している状態。

ひと昔と違い、最近の夏は日中窓を開けてのドライブは全くしなくなりました。

暑すぎて無理です。

エアコンが効かない状態で、渋滞になんてハマったら地獄です。

また、エアコンが効かなくなると除湿が出来ないので、内窓が曇ってしまい

運転に危険な状態を作ってしまうので、エアコンの作動確認は常に必要になります。

冬は冷房を使わないから、夏前に直せばいいと思っている方もいると思いますが

効きが悪くなったら点検が必要な装備になります。

夏場はエアコン使用初め、はなかなか冷えませんね。

直射日光が当たる屋外に車を停めていた場合は、車内の温度が上がっているため冷えるまでに時間がかかることがあります。

夏は車のボディカバーやサンシェードなどで日光を遮り、できるだけ車内の温度を上げないように工夫することもカーエアコンの効きを良

くするための対策として有効です。

エアコンが冷えない原因は大きく分けて3つあります。

・エアコンフィルターの詰まりによる、風量不足

・エアコンガス量が少ない(漏れ)量が多い(加充填)

・エアコン装置の故障

それぞれに点検・修理方法が御座います。

では、今回のお車のエアコン点検を行います。

エアコンスイッチオンでコンプレッサーが作動するか確認します。

コンプレッサーはONになります。エアコン制御系は一先ず正常かと思われます。

電動ファンも問題なく作動しています。

診断機を繋げて各作動値を確認

エパポレーター温度が全く下がりません。

エアコンガスが少ないのかもしれません。

マニーホールドゲージを取り付け、ガス圧点検します。

この状態からコンプレッサーONすると、高圧側の針がドンドン上がっていきます。また、低圧が下がっていきます。

冷えが悪く、高圧側:高い 低圧側:低い

エアコンガスを回収しガス量は正常。

この症状から、コンプレッサーとレシーバードライヤー間の詰まりが考えられます。

コンプレッサーからも異音が出ていたので

今回はエアコンコンプレッサー/、レシーバードライヤー交換を行います。

点検中、エンジンオイルパンからもオイル漏れが発覚致しましたので

オーナー様にお知らせしオイルパンガスケット交換も追加で作業となりました。

走行時の異音はテスト走行で足回りから出ていることを確認。

ショック廻り点検すると、アッパーマウントがガッツリ両側切れていました。

左側です。

右側です。

MINI R50系に多いアッパーマウント切れです。

中には、完全に抜けてしまっているお車も拝見します。

この、症状は見れば確認出来ますので

R50系のオーナー様は、たまに切れてきていないか確認してみて下さい。

次回は、交換作業のご紹介です。

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