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働くクルマの色褪せた赤色はどう調色する? 『できないのではなく、敢えてしない』選択も


こんにちは、羽鳥鈑金塗装工業所のハトリです。
こちらは鈑金塗装中の赤い働くクルマ。
赤いボディカラーがスゴい色褪せですね。


リアゲートを交換するために、リアガラスは外されております。
ガラスとモールで隠れていた、新車時のボディ色との色の差がスゴいですよね。
こんな時、調色はどうするの? 色褪せた色で色合わせするの? と思いますよね。


この手の色褪せの場合、しかもこういった働くクルマの場合、
ワタクシは配合表通りで色を作り、それ以上の調色はしません。


コレ、色褪せた色に合わせると、その後さらに色あせする。
かといって調合しないと色が全然違う・・・


見てください、このボディとバンパーの色の違いを・・・
だから色合わせ調合をするだけ「ムダな時間」だと私は考えます。


手抜き? いやいや、決して違うのです。
この色褪せを厳密に色合わせしてごらんなさい。 どこに色を合わせるんですか?
どこまで色褪せ感を再現します? いたちごっこになるんです。だからこそ・・・

これが個人のお客様の大切なクルマで「いくらかかってもいいから、できるだけ色を合わせて欲しい」
というのでしたら、もちろんやります。でも、お仕事のクルマにはご予算にも限りがありますよね。


だからといって下地から下色塗り、乾燥、研ぎを入れて赤色の上塗りと、
各工程での手抜きは一切ありません。お客様が求める仕上がりを実現するだけです。

羽鳥鈑金塗装工業所

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